小説の価値考察「創作に愛は必要か?」
小説の価値ってなんだろうって考える。
最近すごく対照的なアニメを見た。
色づく世界の明日から、と、ef-a tail of melodyだ。
後者の方を先に見たのだが、こう言ってはなんだが極端なまでに劇的な展開を詰め込んだ作品だった。
対して前者の作品は、またまたこう言ってはなんだが日常のテンプレートを踏襲するような内容だった。
個人的には両方とも良作で、作品としては傑作には今1歩届かないかなといったところだ。
しかし問題が、作品としてはテンプレートの後者が、個人的には心地良かったと言うことだ。
正直心の琴線を揺らされたのは前者だ。
物語とは何だろうと考える。
キャラ、設定、自然さ、ストーリー展開、壮大さ、知識、そういった様々な要素があるのは間違いない。
しかし、愛もあるのではないか?
料理もそうだ。いくら素晴らしいレシピでも、そこに愛がなければ、丁寧な下ごしらえや、確実な工程を踏むことができない。
ありきたりでも、不自然でも、そこに愛があるのならば、それを補って余りある。
物語を数式的に分解することを否定するつもりはない。
だけど厳しく辛い日常や現実を目の当たりにして、求めるものはそんなに合理的なものなのかとも思う。
孤独のグルメ、私は大好きだ。
こういうのでいいんだよこういうので。
その言葉が脳裏によぎる。
私が書き上げた何気ない文学少女の作品も、これから書き上げようとしているとてつもなく不幸な主人公のお話も、
そういった言葉には表しがたいテイストを盛り込めたらと願わずにはいられない。
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