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双子座 15度(14.00~14.99)

双子座 15度のサビアンシンボル
「会話をしている二人のオランダの子供」
Two Cutch children talking.

14度で完璧な意思疎通を目指しテレパシーの訓練を繰り返した双子座は、そもそも「完璧な意思疎通」とは人間的な発展を阻害する狭い意識なのだと気が付き、15度ではむしろ勘違いなど、受け取る人のバックボーンによって変わる多種多様な変化を楽しむようになります。

完璧な意思疎通は、突き詰めると「私の考えている事をちゃんと理解しろ」という強制的な意志が隠れており、それは相手に自由な発想を許さないものです。日本の学校教育では試験などを通して「出題者の意図」や「先生の意図」をくみ取らせる訓練を重視しています。しかしそれは、その言葉の発した人の思考を超える自由度を奪う行為です。

本来、言葉には不思議な力が隠れています。それは、一度読んだ本であっても読むたびに何度も発見がある一冊があったり、昔言われた言葉の意味が後々深まったりと、そんな経験は恐らく誰にでもあると思いまが、それは人類学者の言葉を借りれば、1万年前から人類が獲得した論理的思考と抽象的思考のコラボレーションによる隠喩や暗喩、そして詩の力だという事です。

それゆえに松尾芭蕉の俳句の中に、ある人は森羅万象を感じ、ある人は意味不明を感じ、そしてそれはどちらも正しく読んだ人の「自由な理解がある」事が大切なのです。

シンボルにある「オランダ人」は単刀直入に言葉を返す事を示しています。占星術師の松村潔さんは、このサビアンシンボルを「二人の吉本芸人」としてもいいのでは?と言っていましたが、そこにあるのは意思疎通というよりも「聞いた言葉」をお互いに「自分の理解」で返すことの繰り返しです。その中には、普通の会話なら「確かに思うけれど、それをいっちゃーまずかな?」と思って言葉を飲み込んでしまうようなことを、ズバッと言う事で笑いを取る技術もあり、そのあたりと「オランダ人の子供」と言う表記は確かに似ていると思います。

誕生日なら6月5~6日
#大滝秀治(俳優)6/6
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