桑原 茂治氏 〜全盲からの立ち上がり方〜
前期高齢者に差し掛かる年齢となった桑原さんは、会計事務所で働いて29年めを迎えた。若い頃から視力が悪く、42歳で失明。失明後は鬱状態になり、ひきこもりになった時期もあった。しかし、仕事や家族のためにも可能な限りは自立しなくてはならないと思うようになり、白杖を持って歩き出した。恐る恐る歩みを進めていくと、心無い人の言動・行為によりイヤな経験もしたが、新たな生き甲斐であるキックボクシングと出会った。障がいや年齢に屈することなく自分の足で歩んできたからこそ出会えたキックボクシングの