Brotherhood 代表 舘野 雄貴

オーダーメイド型(保険外)の介護・リハビリ・看護サービスを提供する会社です。 福祉(児…

Brotherhood 代表 舘野 雄貴

オーダーメイド型(保険外)の介護・リハビリ・看護サービスを提供する会社です。 福祉(児童・障がい等)・アイデンティティに関する記事を執筆。それらに関するインタビュー・調査記事を連載していきます。 http://brotherhood-rehabili.com/

記事一覧

阿部 華奈絵氏~ 街の不便屋が灯す「地域福祉×焚き火」~

インタビュー・文:くつべらマン 東京都三鷹市のとある場所で、毎月開催される「焚き火イベント」がある。このイベントの火付け役となった阿部華奈絵(あべかなえ)さんは…

村松 将典氏 

「児童福祉のプロが考える遊びについて」こども&オヤジ遊志facebookページ: くつべらマンの運営する一般社団法人SHOEHORN: 子ども達の笑いが溢れる中、ひと際大きな声…

合同会社 にじいろ代表 石井 裕太氏

カイトの生誕  2017年12月某日、私は生後2日目の息子に面会するために病院へと向かっていました。  入院している妻から元気な男の子が生まれたとの報告を受け、「…

「しょうがい」の表記方法について~障害?障碍?障がい?~

 「しょうがい」という言葉の表記方法については、医療・福祉従事者、関係省庁、地方公共団体、障がい当事者団体、企業関係者、学識関係者、マスメディア等の間で幾度も議…

岩井 のぞみ 〜全盲のピアニスト〜

目を閉じてみると  そっと目を閉じてみると、あなたはどのようなお気持ちになりますか?  視界が遮断されたことにより、不安や恐怖を感じますか?  聴覚が研ぎ澄まさ…

わが子へ

 わが家では、少し前まで里子を迎えていました。普段は児童養護施設や乳児院で過ごしている児童が、夏休みや冬休みなどのお休みの期間中に里親家庭に来る「フレンドホーム…

自己紹介

舘野雄貴 経歴:大学時代から児童養護施設の非常勤職員として働き、その後はフレンドホーム(里子の一時預かり)として男児を迎えていました。(現在は行政判断で中止中)…

桑原 茂治氏 〜全盲からの立ち上がり方〜

前期高齢者に差し掛かる年齢となった桑原さんは、会計事務所で働いて29年めを迎えた。若い頃から視力が悪く、42歳で失明。失明後は鬱状態になり、ひきこもりになった時…

手話フレンズ代表 モンキー高野氏

手話フレンズ代表(https://www.shuwafriends2020.com/)。ろう者であり、手話講師として活動しながら全国で講演やイベントを開催している。 本名は高野幸子、トランスジ…

坂本博之氏 第44代日本ライト級及び第30代東洋太平洋ライト級チャンピオン

 「不動心」「不撓不屈」の精神を掲げ、強靭なメンタリティを武器に、群雄割拠のプロボクシング界ライト級戦線を戦い抜いたボクサーがいる。第44代日本ライト級及び第30代…

車椅子インフルエンサー中嶋 涼子氏  「車椅子ですが、なにか?!」

9歳のとき、突然下半身が動かなくなって以降、車椅子とともに生きてきた。 車椅子で街中を移動していると、冷たい視線を送られたり、罵声を浴びせられることもあった。 …

キックボクシングジムBUNGE代表 新田 明臣氏

初代NJKFミドル級王座、第8代全日本ミドル級王座、初代IKUSA U70戦王、WKAムエタイ世界スーパーウェルター級王座、第2代UKF世界ミドル級王座を獲得した元プロキックボク…

こどもリハビリ かめきち氏 日本一リアルタイムに相談できる小児PT

社会人4年目が過ぎたとき、臨床現場で働く中で感じていた葛藤や違和感を抱えて海外へと飛び立った。自分自身を客観視しながら世界中を旅する中で、視野を広げながらも「…

現役キックボクサー 駿 太 選 手

41歳(2023年現在)にして現役キックボクサー、格闘家としてのキャリア22年めを迎える「駿太」選手!! 幾多の猛者やムエタイ強豪選手と激戦を繰り広げ、Bigbangスー…

BAR UNITE オーナーバーテンダー 大石 祐己氏

写真撮影:岡部ユミ子 モデル:早川 庫輔 文:舘野 雄貴 Brotherhoodでの記事執筆にあたり「多様化」「ノーマライゼーション」「共生社会」などといった言葉について考…

NPO法人O・H・S(One Hapiness and Smile)代表理事宮本 一幸氏

自身の過酷な体験から現代日本社会における子ども養育の問題点を見出す。その問題を解決すべく「NPO法人O・H・S」を立ち上げ、虐待が起きたときに解決するのではなく、…

阿部 華奈絵氏~ 街の不便屋が灯す「地域福祉×焚き火」~

阿部 華奈絵氏~ 街の不便屋が灯す「地域福祉×焚き火」~

インタビュー・文:くつべらマン

東京都三鷹市のとある場所で、毎月開催される「焚き火イベント」がある。このイベントの火付け役となった阿部華奈絵(あべかなえ)さんは、児童養護施設を利用している/していた若者に向け、相談支援ガイドブックを発行する有志団体「ゆでたまご」の設立者だ。

大人も子どもも関係なく、皆で楽しむ場を作り続ける阿部さんは、なぜ焚き火で地域につながることが大事だと考えるのか?

Q.

もっとみる
村松 将典氏 

村松 将典氏 

「児童福祉のプロが考える遊びについて」こども&オヤジ遊志facebookページ:

くつべらマンの運営する一般社団法人SHOEHORN:

子ども達の笑いが溢れる中、ひと際大きな声で笑う大人がいた。世田谷区の公務員として児童館員を長年勤めていらっしゃる村松将典(むらまつ まさのり)さんだ。雨上がりの公園で、子ども達と泥遊びに興じる村松さん。常に等身大で子ども達と遊び、関わる村松さんが考える「遊び」

もっとみる
合同会社 にじいろ代表 石井 裕太氏

合同会社 にじいろ代表 石井 裕太氏


カイトの生誕 
2017年12月某日、私は生後2日目の息子に面会するために病院へと向かっていました。

 入院している妻から元気な男の子が生まれたとの報告を受け、「早く会いたい」気持ち一心で浮足立った状態でした。

いざ病室に到着してみると、想像とは真逆の光景が目に飛び込んできました。妻が涙を流しながら泣きじゃくっていたのです。

 「まさか赤ちゃんの身に何かあったのか?」と思っていたら、医師か

もっとみる
「しょうがい」の表記方法について~障害?障碍?障がい?~

「しょうがい」の表記方法について~障害?障碍?障がい?~

 「しょうがい」という言葉の表記方法については、医療・福祉従事者、関係省庁、地方公共団体、障がい当事者団体、企業関係者、学識関係者、マスメディア等の間で幾度も議論が重ねられてきました。このことは、日本国内だけでなく海外諸国でも、どのような言葉や表現が適切かについてのさまざまな意見が飛び交っています。

 そのような中、現状の「しょうがい」の表記については、人物や団体によって「障害」「障碍」「障がい

もっとみる
岩井 のぞみ 〜全盲のピアニスト〜

岩井 のぞみ 〜全盲のピアニスト〜


目を閉じてみると
 そっと目を閉じてみると、あなたはどのようなお気持ちになりますか?

 視界が遮断されたことにより、不安や恐怖を感じますか?

 聴覚が研ぎ澄まされ、時計の秒針音や水道の蛇口から滴る水の音などの普段は気にならない音が聞こえてきたりするでしょうか。

 幼き頃から目の不自由だった私の世界には、いつも美しい音楽が流れていました。

それらの音楽は、私を励まし、時に慰めとなりました。

もっとみる
わが子へ

わが子へ

 わが家では、少し前まで里子を迎えていました。普段は児童養護施設や乳児院で過ごしている児童が、夏休みや冬休みなどのお休みの期間中に里親家庭に来る「フレンドホーム」という制度にのよるものでした。

 私の家に来ていた子は、普段は児童養護施設で暮らしている中学2年生(2024年現在)の男の子で、7歳のときから約8年間一緒に過ごしてきました。      
 施設の中では体験することのできない家庭の雰囲気

もっとみる
自己紹介

自己紹介

舘野雄貴

経歴:大学時代から児童養護施設の非常勤職員として働き、その後はフレンドホーム(里子の一時預かり)として男児を迎えていました。(現在は行政判断で中止中)

学校卒業後は、理学療法士として約15年間、総合病院や人工透析施設、訪問リハビリ等の現場にて働いてきました。

現在は、Brotherhood(保険外の医療・福祉サービスを提供する会社)の代表を務めております。

主な内容としましては、

もっとみる
桑原 茂治氏 〜全盲からの立ち上がり方〜

桑原 茂治氏 〜全盲からの立ち上がり方〜

前期高齢者に差し掛かる年齢となった桑原さんは、会計事務所で働いて29年めを迎えた。若い頃から視力が悪く、42歳で失明。失明後は鬱状態になり、ひきこもりになった時期もあった。しかし、仕事や家族のためにも可能な限りは自立しなくてはならないと思うようになり、白杖を持って歩き出した。恐る恐る歩みを進めていくと、心無い人の言動・行為によりイヤな経験もしたが、新たな生き甲斐であるキックボクシングと出会った。障

もっとみる
手話フレンズ代表 モンキー高野氏

手話フレンズ代表 モンキー高野氏

手話フレンズ代表(https://www.shuwafriends2020.com/)。ろう者であり、手話講師として活動しながら全国で講演やイベントを開催している。

本名は高野幸子、トランスジェンダー男性である。

耳が聞こえないことに関する持論を「聞こえたら良いなと思うことはあっても、現状に不満がある訳ではなく不自由さを感じることもありません。人とコミュニケーションをとること・旅行・映画などが

もっとみる
坂本博之氏 第44代日本ライト級及び第30代東洋太平洋ライト級チャンピオン

坂本博之氏 第44代日本ライト級及び第30代東洋太平洋ライト級チャンピオン

 「不動心」「不撓不屈」の精神を掲げ、強靭なメンタリティを武器に、群雄割拠のプロボクシング界ライト級戦線を戦い抜いたボクサーがいる。第44代日本ライト級及び第30代東洋太平洋ライト級チャンピオン・「坂本博之」氏である。

 元WBA世界ライト級王者・畑山隆則氏や元日本ジュニアウェルター及びライト級王者リック吉村氏らとのボクシング史上に残る歴戦を戦った「平成のあしたのジョー」と呼ばれたボクサーだ。

もっとみる
車椅子インフルエンサー中嶋 涼子氏  「車椅子ですが、なにか?!」

車椅子インフルエンサー中嶋 涼子氏  「車椅子ですが、なにか?!」

9歳のとき、突然下半身が動かなくなって以降、車椅子とともに生きてきた。

車椅子で街中を移動していると、冷たい視線を送られたり、罵声を浴びせられることもあった。

それでも大好きな映画を観るために外へと繰り出した。

そして、世の中が変わるのを待つのではなく、自らもバリアフリー化を進めるためにインフルエンサーとしての活動を展開。

「Life on wheels」・・・中嶋涼子氏が車椅子上から望ん

もっとみる
キックボクシングジムBUNGE代表 新田 明臣氏

キックボクシングジムBUNGE代表 新田 明臣氏


初代NJKFミドル級王座、第8代全日本ミドル級王座、初代IKUSA U70戦王、WKAムエタイ世界スーパーウェルター級王座、第2代UKF世界ミドル級王座を獲得した元プロキックボクサー。

戦いの中で悟った「非暴力」
私は、キックボクサーとして、K-1をはじめとしたリングの上で多くのファイターたちと戦ってきました。また、格闘家として長い現役生活を全うしながらキックボクシングジムの経営を併行して行い

もっとみる
こどもリハビリ かめきち氏 日本一リアルタイムに相談できる小児PT

こどもリハビリ かめきち氏 日本一リアルタイムに相談できる小児PT


社会人4年目が過ぎたとき、臨床現場で働く中で感じていた葛藤や違和感を抱えて海外へと飛び立った。自分自身を客観視しながら世界中を旅する中で、視野を広げながらも「不平等・不条理・不合理」を感じることに・・・平等に与えられている時間の中で、自分が果たすべきことは何か?と問い続けた「かめきち」さんが、小児リハビリ専門のPTとなった経緯と真意について語る。

「あなた、おかしいよ!?」
これは、以前勤務し

もっとみる
現役キックボクサー 駿 太 選 手

現役キックボクサー 駿 太 選 手

41歳(2023年現在)にして現役キックボクサー、格闘家としてのキャリア22年めを迎える「駿太」選手!!

幾多の猛者やムエタイ強豪選手と激戦を繰り広げ、Bigbangスーパーフェザー級王者、第15代マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟フェザー級王者、第2代WMAF世界フェザー級王者のタイトルを獲得。歴戦の代償として顔面(左頬骨)を骨折したことによる後遺症として、現在も顔面に感覚異常が残存。後

もっとみる
BAR UNITE オーナーバーテンダー 大石 祐己氏

BAR UNITE オーナーバーテンダー 大石 祐己氏

写真撮影:岡部ユミ子

モデル:早川 庫輔

文:舘野 雄貴

Brotherhoodでの記事執筆にあたり「多様化」「ノーマライゼーション」「共生社会」などといった言葉について考えを巡らせてきたが、具体的かつ適切な答えを見つけることができずに難航していた時期があった。

この仕事のプロとして自分なりの考えくらいは握っておきたいと思っていた訳だが、答えがないという答えなのかもしれない・・・そんな投げ

もっとみる
NPO法人O・H・S(One Hapiness and Smile)代表理事宮本 一幸氏

NPO法人O・H・S(One Hapiness and Smile)代表理事宮本 一幸氏


自身の過酷な体験から現代日本社会における子ども養育の問題点を見出す。その問題を解決すべく「NPO法人O・H・S」を立ち上げ、虐待が起きたときに解決するのではなく、虐待を未然に防ぐ支援を展開。親が余裕のある子育てをすることが、子どもが伸び伸び育つカギ!?

被虐待者だったからこそ見える視点で、これからの児童養育を支えていく!!

「大人が笑えば、子どもも笑う」
Q1.宮本さんが代表理事を務めるNP

もっとみる