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#33 【日本人よ、 Dan Vasc を聴こう】 Wuthering Heights (ワザリング・ハイツ : 嵐が丘)

#31〜32 に引き続き、今回も  Andre Matos  (アンドレ・マトス) のカバーである。
※ "e" の上には「 ’ 」あり。

元々は 1978 年にイングランド出身の  Kate Bush  (ケイト・ブッシュ) が歌ったこの曲に、Angra  (アングラ) が 1993 年にメタルアレンジを加え、アンドレがファルセットで歌い上げた。

2019 年6月の  Dan Vasc  (ダン・ヴァスク) によるカバーでは、#31 の  Carry On   (キャリー・オン) と同じく、Garrett J Peters  (ギャレット・J・ピーターズ) がインストルメンタルを担当している。

初めて聴いたときには、まさかこの曲を男がカバーできるとは!と驚き、あれだけ音符が激しく上下するにも関わらず相変わらず正確な音程で歌うのにも驚いた。

ただ、ダンなら地声が出せるはずの音でも裏声を使っているのが不思議で、クリアながらも迫力のある高音の地声が好きな私は、正直言って勿体ないと思っていた。

後になって、
「このカバーはあまり好きではない。アンドレに寄せようとし過ぎた。いつかやり直したい」
と、ダンが言っているのを聞いた。

どこがどう気に入らないのか具体的には言及していないが、やり直すならそちらを聴くのも楽しみである。



ところで、今回のレコーディング後のトークで、ダンはブラジル軍 (#2 へ) で言われていた含蓄のある言葉を用いている。
彼が尊敬する  Jocko Willink  (ジョコ・ウィリンク) (#1 へ) も、別の表現で同じようなことを言っている。
以下、和訳。


「たった今、チャンネル登録者数が5万人に達した。
ここに座って喜びを噛みしめながら、視聴者の皆さんのお陰だと感謝している。
仲介者なしで5万人と直接つながれる今の時代は、本当にすばらしい。
この機会を活かし、できる限り価値あるものを提供して、皆さんの毎日を少しでも良くできればと願っている」

「いつも簡単で楽しいというわけではないが、
"It's good because it's bad."
(悪いからこそ良い)
と思う。
最近はこの表現をよく使うので、聞いた人は驚いている。
伝えたいのは、"困難があるお陰で、人はより良くなれる" という単純な概念だ」

「経済的な問題がある? 良いことだ。それを動機に、より専門的に活動してより多くを得るといい」
「今日は運動したくない? 良いことだ。それでも今日動いたら、肉体だけでなく精神も鍛えられる」
「彼女に浮気された? 良いことだ。前は気付かなかった彼女の人間性が見えたのだから」
「敗北した? 良いことだ。一旦撤退して戦略を練り直し反撃する機会を得たのだから」

「皆さん、ありがとう。
目標の 100 万人まで、後たったの 95 万人 (汗)。 
達成したときには、皆さんは "自分は最初の5万人の中にいた" と自慢できるはずだ。
すばらしい1日を!」






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