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元彼の彼女から連絡があったり

※不快にさせてしまうかも…?な内容なのでご注意

昨日、突然インスタでメッセージリクエストが届いた。
元彼の彼女だった。

別に私は彼女と友達ではないし、別れ話で揉めた以降は一切連絡取ってなかったし、
元彼に至ってはラインもブロックされて、
彼らと私の接点なんてもう何も残ってなかった。

*

お久しぶりです。
彼氏のスマホを見てたら、あなたと付き合ってた頃にたくさん女遊びしてたのを見ちゃいました。
それを知りながら黙ってるのも嫌で連絡しました。
彼氏の代わりに謝りたいです、
たくさん傷付けてごめんなさい。

*

ファーーーッて声出そうになった。
なんじゃこりゃ。

要約:「あなたたくさん浮気されてましたよ!私はスマホ見せてもらえるくらい信頼されてますけどね!彼は私のものです!」

無視する、キレる、いろんな選択肢があったけど、
もしかしたらこの子はほんとに善意で胸を傷めて送ってきてくれたのかもしれない…と思って、
とにかく嫌味にならないようにだけ気をつけて、
こんなことを送ったと思う。

「わー!久しぶり!元気だった?私が女として魅力がなかったことは事実だから仕方ないのよ〜!
あなたは謝る必要なんてないけど、それでもありがとうね!」

みたいな。

それでも彼女は引き下がらず、
「だけど、うちの彼氏があなたのことたくさん傷付けたから。きっと謝ってもらえてないですよね?だから代わりに私が謝ります」
と送ってきた。

おそらくこの子は、私が元彼に未練があるんじゃないかとか、元彼と実は裏で繋がってるんじゃないかとか、
そういうことを心配してるんじゃないかと思って、

「あのあとすぐに彼氏ができて、それがクズ男だったからそっちのことで精一杯だったよ!元彼のバンドと彼氏が同じライブ出たりしてて地獄だったけど!」

っていう、私なりのフォローもしておいた。

そんなこんなのやりとりをしてたら、
「幸せそうなら良かったです!お幸せに!」
と突然会話を切り上げられて、
翌朝にはその子のアカウントは削除されていた。

...

大丈夫だよ。
もう未練なんて微塵も残ってないから。
浮気されて寝取られたことも、もう何とも思ってない。
恨んでないよ。
ただたまに思い返しては、あの頃は楽しかったな〜って思い出に浸るだけ。
ただそれだけ。

...

そもそもね、
私が付き合ってたのは、一生懸命働いて私よりも収入があって一人暮らしするバンドマン、としてのあの人だった。
あなたが付き合ってるのは、アルバイトでギリギリの生活費を稼ぐ実家暮らしのフリーター、としてのあの人。
全く別人なんだから。
本人にとっては今の生活の方が幸せなのかもしれないけどね。
だからお互いのために優劣はつけないことにしておくけど、
とにかく別人ってこと。

例え彼があなたのためにバンドを捨てたとしても、
彼が多感な思春期から今日まで聴いてきたのはロックで、
根っからのバンドマンで、
それが本来の彼だよ。
あなたは彼を本来の姿で居させ続けさせてあげることができなかった。
バンドマンの彼女としての素養も強要も経験も、圧倒的に足りてない。

悲しいね、
彼が心から愛する音楽を同じ熱量で共有できるのは私だけだったよ。
そう言ったのは彼自身だよ。
あなたにはそれができない。
バンドをしたこともなければ、バンドサウンドも聴かなければ、バンドマンの彼女になったこともない19歳のあなたに、
バンドマンの彼氏を支えるなんて無理、
バンドマンの彼女になるなんて無理だよ。

だから対等に張り合おうとしないでね。
私はあなたに、若さや可愛さや無邪気さでは負けてしまうから、
そういうところを思う存分上手く利用して、
それで彼を虜にすれば良いと思うよ。
過去の女の私なんて気にしないで、
二人で仲良くやってよ。
もう未練なんてないのよ、
こんな攻撃くらいじゃ心乱されたりしないのよ。
だって私は大人ですからね、そうやって自分に言い聞かせてる。

あなたたちの帰ってくる場所はもうここにはありません。
彼が捨てたバンドのメンバーとファンの子と友達になって私は仲良くしてもらってるし、
そのバンドは私ののちの彼氏とのバンドと一緒にライブしたりして、
もう私中心の世界を作り上げたのよ。
(まあそれは言い過ぎなんだけど…苦笑)

だからね、あなたたちが入る隙なんてない。

あなたたちが二人だけの共依存の世界に入り浸ってる間に、
私は傷を糧にしてたくさんの素敵な人と出会ったのよ。

田舎でバイトしながら実家暮らし同士のカップルもいいけど、
銀座の大手勤めで都内一人暮らしの私を「可哀想」だと笑ってられる余裕が、
今のあなたたちには本当にあるかしら。

二人が末長くお幸せになってくれることを心から祈っているよ。

だけど私にはわかる、
彼は絶対またバンドに戻ってくる。
音楽からは逃げられない。
ロックからは逃れられない。
そういう運命のもとに生まれた人だから。

そんな気がする、きっと当たる。

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