時にはシネフィルな夜「彼方に」
先日は、アマプラで邦画のインディーズ系短編映画を観た話を書きましたが、今日はネトフリで観た短編映画の話を少し。
全編18分の作品。アカデミーの実写短編部門にノミネートされたらしい。
ただ、オレのインプレッションの前に、まずは皆さんにご注意を。
この作品は短いからと言って、気楽に観るにはまるで適さないです。
どうせなら気力も体力もあって、近々に切迫している身近な不安も抱えていない、精神的にも安定している状態でもない時に迂闊に観たりすると、おそらくかなり危険。不意打ちのように胸を抉られるし、やり切れないいたたまれない気持ちになります。自分の心があまり強くないと思われる方は、観るのを避けた方が賢明かもしれません。その点だけはまずご注意を。
この映画、物語の途中であることが起きてから、主人公にはほとんどセリフがありません。
つまり、登場人物の作品内での状況の変化や時間経過も含めて、言葉から得られる情報が一切ないのです。
必然、周囲の人物のセリフと視覚から得られる役者の表情を含めた演技とそのシーンだけに視聴者は対峙することになります。
正味な話、オレは負けました。この感覚を言語化する能力がオレにはありません。
薄っぺらいことを書くのも恥ずかしくて憚られ自然と筆が萎縮します。
さあ、末尾に情報のリンクは貼りましたが、オレは決して気楽には観るなと書いたからね。
ここから先は自己責任で観るも観ないもで、何卒よろしくお願いしますね。
https://eiga.com/movie/100411/
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