【ぬれ煎】銚子電鉄ショートトリップ【まずい棒】
ども、ゆさっちです。
今回も前回の名松線に続き、つぶれそうでつぶれない「ド根性路線」をご紹介します。
なんか、世情を鑑みると頑張っている存在を応援したくなる、昨今なのです。(´∀`)
今回、旅するのは銚子電鉄です。
銚子電鉄は千葉県の先っぽ、総武本線の終点銚子駅から漁港のある外川(とかわ)駅を結ぶ6.4kmのミニ路線です。
どのあたりがド根性か・・・ってここで説明しちゃうと、導入部が長くなるので追々と。
てなわけで、ばびゅーんと銚子へ。
ここに来るのも30年ぶりかな?
ばびゅーんっていったけど、やっぱ銚子は遠いです。(´∀`; )
朝一で福島を出て、着いたときにはもうお昼過ぎ。
早速、銚子電鉄の乗り場に行きましょう。
キテレツなデザインですよね。
実は昔は風車がついていたんです。
老朽化でどっかに飛んでいっちゃったのでしょうか。
電車が入線してきました。
銚子電鉄3000形です。
というか、ゆさっち世代の京王線ユーザーにはお馴染みの元・京王5000系です。
懐かしいなぁ、ゆさっちこれで大学に通ってました。(*´∇`*)
(画像はWikipediaからの借り物です)
こんなところにさりげなく萌え要素が。
早速、車掌さんから一日乗車券を買います。
まずは一気に終点の外川をめざし、沿線の把握とお昼ごはんにありつこうという作戦です。
銚子から20分ほどで終点外川へ
駅舎がいい感じなんですよねぇ、ザ・終着駅です。
中もレトロ、タイムスリップしたようです。
さて、ごはんを求めて、港にいきましょう。
港の坂道、駆け下りるとき♪(古)
やってきたのは漁港のすぐ側のこのお店
おさしみとヒラメの天ぷらの定食をチョイス。
来ました!ででん!
おさしみアップ!
おさしみは、鰹、びんちょう、鯛、ツブ貝。
どれも新鮮でうまうまです。(*´∇`*)
とても大きな2枚のヒラメの天ぷらはふわふわさくさくです。(*´﹃`*)
そうそう、このお店100円でご飯大盛りにできるんですが、するとおまけの小鉢が2つ付くんですよ。実質安くなってません?
あ、これで1800円です。
お腹も満ちたし、漁港の風情を堪能します。
さあ、駅に戻って気になった駅を目指します。
やってきたのは本銚子(もとちょうし)駅
無人駅ではありますが、いろいろある駅です。
駅名が「ほんちょうし」とも読めることから、受験の季節には記念入場券が売れるそうです。
あと、銚子電鉄は駅名をネーミングライツとして売り出しているのですが、この駅は
そして、ちょっと前に「24時間テレビ」でタレントのヒロミさんが24時間でおんぼろの駅舎をリフォームする企画があったのを覚えているかたはいらっしゃるでしょうか。
実は、それがこの駅なのです。
駅舎の中には、どこに声が伝わるのか判らない伝声管があったり、駅ノートがあったり、遊び心にあふれた楽しい空間でした。(*´◇`*)
さて、また電車に乗ります。
やってきたのは犬吠(いぬぼう)駅
ここにはお土産屋さんがあり、ゆさっちもここでおみやげを買うために下車しました。
それだけなら、特に触れる必要もないのですが、実はここに銚子電鉄が「ド根性路線」たる理由があるのです。
銚子電鉄は地方の私鉄のご多分に漏れず、もともと順風満帆な経営状態ではありませんでした。
バブルが崩壊するころ、経営状況に追い打ちをかけるいろんなことがあって、保線のお金も捻出できない状況に追い込まれます。
「いろんなこと」についてはWikipediaで「銚子電鉄」を検索してみてください。
そこで起死回生の策として打ち出したのは、副業で稼ぐことでした。
その第一弾がぬれ煎餅なのです。
濃い口、薄口、甘口の3種類があって、パリッではなく、もちっとした食感がクセになります。
頬張ったときに口に広がる銚子産のお醤油の味も絶妙です。
ぬれ煎餅は、経営の改善に貢献しましたが、またぞろ経営状態が「まずく」なってきました。
そこで放った二の矢がこちら。
「まずい棒」です。
はい、う○い棒のパ○リですね。(´∀`; )
コーンポタージュ味でお味のほうは決してまずくありませんよ。
お土産やさんでは、これらのお菓子が飛ぶように売れていました。
ゆさっちもたくさん買いましたよ。(*´∀`*)
実はこれらお菓子などの売り上げは銚子電鉄の収入の7割を占めていて、むしろこちらが本業なのではという状況です。
このなりふり構わぬ生への執着が、「ド根性路線」としてゆさっちをひきつけるのです。
そうそうこの駅、たい焼きも名物なのです。
皮はもっちりとした食感、少し小ぶりでおいしいです。
1個100円。
ゆさっちは3個食べちゃいました。(*´∀`*)
さて残りの時間も少なくなってきました。
最後に本社のある仲ノ町(なかのちょう)駅にいってみましょう。
この駅はお醤油メーカーのヤマサの工場に囲まれるようにたたずんでいます。
昭和から時が動いていないような錯覚に落ちます。
ここには車庫があり、非番の電車が休んでいました。
今回は時間的に無理でしたが、この車庫は150円で中に入って見学ができます。
ここまでなんとか持ってきた空から雨が降り出しました。
雨宿りしながら銚子にもどる電車を待ちます。
ラストランナーがやってきました。
バイバイ、銚子電鉄、また会う日まで
さあ帰ろう
銚子電鉄、いかがでしたか?
ミニ路線だけど、魅力たっぷりな路線だと思います。
その頑張りっぷりに、ゆさっちは元気をもらいましたよ。(*´∀`*)
首都圏近郊の方はふらっと行ってみてはいかがでしょうか。
お魚はおいしいし、犬吠埼灯台等のスポットもありますよ。
さて、実は次回も「ド根性路線」に乗車します。
今度は北へ、銚子電鉄とはまた違うド根性っぷりをお伝えできればと思います。
ではでは!また!
次の旅行記でお会いしましょうヾ(*´∀`*)ノ
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