見出し画像

火元確認

焼け残り状況だけでなく目撃情報からも火元は玄関付近と言われた
それは素人目でも分かった
消防署署員の方と警察職員で火元が確認された

玄関土間タイルの上に 端が焦げた玄関マットがある
「これが火元だな」と消防署 警察ともに呆れつつ 
もちろん悪い意味でだが 半ば感心する様子があった
灯油を激しく燃え上がらせる悪知恵に驚いていたのだろうと後日分かる

理解できない私に N課長が「見てください」とマットを摘まみ上げる
灯油が滴る

玄関に備蓄したポリタンクの灯油と玄関マットを使い放火した

玄関に青いポリタンクが見える(事件数年前)

燃え方が一番激しい火元玄関で ほぼ燃えずに残っており 
灯油が滴っているのが不思議だった 
蝋燭の芯のようなものかと思った

しかし私は疑問しかなかった
放火であることは分かるが その余計な手間が理解できない
廊下にある玄関マットを玄関土間に置く
置いたマットにポリタンクの灯油をぶちまけたっぷり含ませるという余計な手間がかかる
灯油に直接火を付けないのはなぜか疑問を持った
しかし単純に ポリタンクに火種を放り込んでも灯油は燃えないらしい
ストーブで言えば芯の役割をするものが必要らしい

そんな知識はなかった 
厚みのある繊維素材にたっぷりと灯油を染み込ませ 火を付けるという方法は非常に手慣れたものだった
後に大田の前科を知り納得がいった

しかし全て順調でもなかったようで マット横には着火に手こずったのか3つのチャッカマン燃え殻口金が残っていた
灯油をたっぷりかぶせた玄関マットが火元
それにチャッカマンで火を付け放火したのだと
現場検証時に警察職員消防署員の方と共に確認した

令和2年11月 書類送致前の「スクープ」報道と送致時の普通の報道
警察が「最初から分かっていた 隠していた」と白状するわけがなく
「火元の事実」はまるごと削除された

殺人と混ぜて曖昧にし紛らわせ県民を騙した
火元は「ガソリン」ということになった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?