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子どもの扱いは難しいっていうけども


この間、子育て支援センターを利用したときの一コマ。

うちの息子(0歳9ヶ月)はあまり人見知りをせず、
初対面だとしても割と誰にでもすぐ笑顔を見せる。
だけど、この日はどうも様子が違った。


支援センターの男性保育士さん(20代後半かな?)が、
廊下の方から教室で遊ぶ息子を見つけて、
ニコニコ笑顔でズンズンと息子に近寄りながら
「こんにちは!」と大きな声で言った。

その途端、
息子:「うぇーーーーーん!!!」
すぐに私の影に隠れたのだ。笑

息子の意外な反応に驚いた私。
あれ、いつもは大丈夫なはずなのに、どうしたのかな。

それをみていた女性の保育士さんは、
「もうー、○○先生、また驚かせて」と笑う。
私も、まぁ、そんな時もあるか。
くらいの軽い気持ちでいたんだけど、
後からその女性保育士さんがポツリと
言った言葉に、すごく納得した。


「誰だって、いきなり近寄られたらびっくりするよね〜」


そう。誰だってそうなのだ。
赤ちゃんだって。

先ほどの男性保育士さんは、元気キャラで、
初対面でも分け隔てなく仲良くなろうとするタイプだったらしい。

保育者としては、まだ打ち解けていない子には特に、
遠くからアイコンタクトを送ってみて、
子どもが目を合わせてくれてウェルカムな雰囲気ならゆっくり近寄ってみる。
「ノー」な場合は近寄らない。というのが基本らしい。

それを聞いて、
大人もこどもも同じなんだな
と、改めて感じさせられた。


誰だって、急に知らない人が寄ってきたら驚く。
パーソナルスペースの広さは人それぞれで、
それは赤ちゃんにだってあるのだ。

パーソナルスペース
パーソナルスペース(英: personal-space)とは、他人に近付かれると不快に感じる空間のことで、パーソナルエリア、個体距離、対人距離とも呼ばれる。一般に女性よりも男性の方がこの空間は広いとされているが、社会文化や民族、個人の性格やその相手によっても差がある。これはプロクセミックス(proxemics, 近接学)の分野である。

Wikipediaより

息子は割とそれが広い方で、
誰に抱っこされてもほとんど泣かないが、
ママ以外ダメ〜という子ももちろんいる。
ほんとうに、人それぞれ。

大人も子どもも、
ひとりの人として向き合う


言葉で言えば
簡単そうに見えるけれど、これってかなり奥が深い。
(これからもっともっと深掘りして学んでいきたいことの一つだ)

私はこの2点を意識したい。


・自分がされて嫌だなと思うことはしない

・大人(例えば知人、友人、職場の人など)に対して、
こういう言い方・態度は普通しないな、
と思うことを子どもにもしない。


たとえば、
「~しなさい」という言い方はしたくない。
(これから言いたくなる時期は絶対来ると思うケド…;;)

ドラマや漫画なんかでも
よく親が子に対して命令口調で「片づけなさい!」などと
言うシーンを見ることがあるけれど、
それこそ友人や知人に「〜しなさい」と言わないですよね。
会社で、社長が社員に対して言葉を放つとしても、
もう少し相手を尊重した言い方になると思う。
子どもだから言っていいのかいうと、ダメではないのだろうけど
私はもっと違うアプローチにしたいと思う。

小さい子って扱いが難しい、とか、
どう扱っていいかわからないという人もいるかもしれないけれど
(実際私もまだわからないことだらけ)
上記のことを大切に。


きっとそれは、親にとっても子どもにとっても
気持ちが良いし、良い関係性が築けるのではないかな・・・
と思いました。


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