夢一文

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夢一文

むいちもんと読みます。現在、某会社勤務で、個人的には「present-news.com」を運営しています。学生時代はパーカッションを、今は、自己流のピアノを弾いたり、また、海釣りも好きでタチウオやカワハギにはまっています。不定期ですが、エッセイや短編創作などを掲載しています。

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  • あれこれ日記

    あれこれ日記は日々の出来事を綴るものです。思うことや旅行記、体験などをメインに綴ります。中には本当かな?と思われることも。 更新頻度は決まっていませんが、たまに覗いてみて下さい。

  • ものがたり

    小説という大げさなものではなく、ふとした瞬間の思いつきや体験などをもとに書いていきたいと思います。文字数にとらわれず、一言で終わるかもしれませんし、ある程度の長文になるかもしれません。とりあえず、今まで掲載したものを載せていきますので、よろしくお願いします。

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金木犀の香りにつつまれて(小説)

あらすじ 介護ボランティアをしている高校2年生の澪と介護疲れから家を飛び出し、そして亡くなった陽菜との交わりを描いた物語です。題名に使用している「金木犀」には隠世という「あの世」を表す花言葉もあるため、澪と陽菜を結ぶものとして使用しています。 澪はどこにでもいる普通の高校生で、学校では友人の詩織と吹奏楽部に所属しています。物語は高校生活の日常からスタートします。途中で陽菜に焦点を当て介護の実態に迫り、陽菜が亡くなるまでのことを描いています。 後半は介護放棄し後悔している陽菜の

    • 我が家の庭のバトル

      家の前の街路樹のハナミズキの花が咲き、ようやく春らしくなったなと思っていたが、今日は一転30度近い夏日となってしまった。 暑い暑すぎる・・・どこかのコマーシャルのような表現となってしまったが、もう少し春を楽しませて欲しいと思うのは私一人ではないだろう。 先日、あるラジオのコメンテイターが「日本には、もはや四季はなく夏と冬しかないと思った方が良い」と語っていたが、私もその通りだと思う。 それでも自然は頑張って、必死に春を演出している。 ところが、やっかいなことに我が家の猫

      • 桜咲く井の頭公園を散歩して

         吉祥寺駅南口改札を出て、しばらく歩くと井の頭公園に続く小さな商店街がある。 こじんまりした通りにはカフェをはじめ様々な商店が軒を連ねる。 坂道の石段を下ると街の喧騒を離れ豊かな自然が広がる。 井の頭公園の正式名称は都立井の頭恩賜公園といい公園としての歴史は100年を越える。 以前は湧き水が溢れ徳川時代に上水路として整備され神田川の水源となったとのことである。 私は学生時代によく散策していた。他の公園と違い、都会でありながらも素朴な雰囲気に懐かしさを覚えた。そして、私は桜の満

        • 今年の新入りイチゴ

          我が家のプランターの栽培イチゴは現在6種類ある。 イチゴ栽培はなかなか難しい。 肥料の種類やあげる量、時期、水やり、受粉、日当たり、温度管理など挙げればきりない。 我が家ではイチゴが出来ればジャムを作る。勿論そのまま味わいもする。 昨年は管理が特に大変だった。 例年にない暑さというか、年々厳しさを増す夏にイチゴ達も耐え抜いている。多くが枯れ一部が残った。 そこで、今年新たにイチゴ苗を買いプランターイチゴの仲間入りをさせた。 それが写真の「桃花」である。 文字通り桃のようなピ

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          カレーライスは美味しい

          カレーライスは今や日本食である。カレーはCurryと英語で書くのだそうだ。 元々は様々なスパイスを用いての料理とのことだが、世界中でその土地独自の発展をとげたようだ。 日本ではお馴染みのカレーライス、昔の人の中にはライスカレーとライスを先に表現する人もいることに象徴されるように、ライスつまりご飯とセットになって日本では発展してきたように思う。  カレーには食べる人の好みが色濃くあらわれる。 自分話で恐縮だが、私が子供の頃、我が家では私と姉のカレーの好みが違い毎週土曜日の「

          カレーライスは美味しい

          謎の洞窟

           洞窟というと、私は何とも言えないワクワク感を覚える。 それは私に限ったことではなく、古今東西問わず子供に共通した思いであるに違いない。「アリババと40人の盗賊」にみられるように洞窟が登場してくる物語も数知れない。それだけ洞窟は人々の好奇心を搔き立てる存在なのだろう。  私達が生活している世界には街並みがあり、山や田畑などの自然があり、見上げると広々とした空という空間が広がっている。 対し洞窟は狭く、奥に行けば行く程暗くなるという閉ざされた空間である。 その非日常さが人

          謎の洞窟

          2024年 新年ご挨拶

          ※元日にこの記事を掲載しましたが、その後、能登半島地震が発生し、多くの方が被災し、私の知り合いの中にも北陸・関越に住んでいる人もいて 人ごとではありません。 被災された方には心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早く 日常を取り戻すことができますようお祈り致します。 HAPPY NEW YEAR 2024 新年あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。 私が住んでいる埼玉県には県中央を横切るように荒川が流れています。 荒川は奥秩父の甲

          2024年 新年ご挨拶

          今年もケーキを作った

          今年もクリスマスケーキを作った。ケーキのプレートにHappyBirthdayとあるのは自分と娘の誕生日が12月だからだ。 クリスマスと誕生日を一緒に行なって倹約しようということでもないのだが、これを20年以上続けてきた。というところで今年のケーキを紹介します。 1 スポンジ作り 薄力粉1 卵3個 砂糖100gが基本材料 卵でメレンゲをつくり薄力粉と合わせオーブンで焼く 2 ホイップクリーム作り 今回は市販の植物性ホイップとクリームチーズを合わせて作って

          今年もケーキを作った

          SL搭乗記

           生まれて初めてSLに乘った。 埼玉県にある秩父鉄道には観光列車としてSLが走っている。 熊谷から三峰口間を一日往復、片道2時間40分で結ぶ。特に桜が咲く春、紅葉の秋は周辺の景色とマッチして美しい。 SLパレオエクスプレスといいC58形蒸気機関車を使用している。国産車両で戦前から戦後にかけ製造されて1973年引退まで全国で走り続けたという。 なかなか美しい車両だ。  私は家族と乗車した。全席指定のため熊谷発には予約出来ず、長瀞からの帰路乗車することができた。 この時期の

          SL搭乗記

          伊豆に行ってきた

          伊豆半島は美しかった。 初めての伊豆旅行というわけでもないのだが、前回行ったときに比べ多くの観光地を訪れたことで、美しく素晴らしい景観に魅了された。 前回は西伊豆の黄金崎で一泊し、堤防からの釣りを楽しんだが、このときは社内旅行で、会社のご褒美として伊豆を訪れたわけで、自由もなく時間制限もある中で十分に楽しむことが出来なかったが、今回は純粋な家族旅行。気の向くまま、行きたい所に行くことが出来たのだ。 しかし、二泊三日、内一日は車内泊という強行スケジュールは少々堪えたかもしれない

          伊豆に行ってきた

          鏡の中の僕(短編小説)

           僕はベッドに眠りながら、無意識のうちに手を伸ばした。 何かに触れ慌てて手を引っ込めた。  僕は独身。小さなマンションの一室で過ごしている。 しがないサラリーマンでこれとて特技もなく、スキルアップなどという言葉には全く無縁で、自堕落な生活を旨としている。 ベッドの隣に美人でも眠っていれば、もう少し張りのある生活ができたと思うが、自他ともに認める凡人にも劣る身の悲しさ故、そのようなことは望めそうもない。  僕の手は何に触れたのだろうか?諸君はあれやこれやと想像を巡らすに

          鏡の中の僕(短編小説)

          風船にのったナメクジのお話

          (子供向けの絵本を書いてみました。初挑戦です。 小さい子には難しい漢字も使っていますが、ご了承ください) 「もぐもぐ むしゃむしゃ 美味しいな、このイチゴ。 ぼくの名前は『かんた』漢字で書くと『乾太』見ての通りのナメクジ。 この名前、誰がつけてくれたかはわからないけど、けっこう気に入っている。 でも、なぜ乾太なのかな? ぼくの体は水でブヨブヨなのに乾(かわ)いているだなんて、自分でもおかしくなる。 でも、とても幸せ。 何故かというと、まいにち美味しいイチゴを食べられるんだも

          風船にのったナメクジのお話

          シャチはかわいい

          鴨川に行ってきた。 久々の家族旅行。 自分と子供の休みが合ったので、日帰り小旅行を楽しんできた。 今回、目的地に選んだのは「鴨川シーワールド」千葉県を代表する観光施設の一つである。 何故、ここを選んだかというと「シャチパフォーマンス」があったからだ。 シャチは皆さんご存じのように大型哺乳類である。白と黒のコントラストが見事な体と鮫も捕食するという獰猛さで知られている。知能も高く家族で生活すると言われている。  私には関西で暮らしたことがあり、そのとき和歌山県太地町の鯨

          シャチはかわいい

          苺ジャムをつくった

          苺 いちご イチゴ・・・どのように表現するのが一番美味しそうに見えるのだろうか? とどうでもいいことだが、我が家のミニ温室苺も頑張り、何とか小さいながらも実を結んできた。味はというと極甘を期待していたのだが、酸味が強い、味というものが存在しないが大半で家族の評判は極めて悪い。 それならばということでジャムを作ることにした。 【一応レシピ】 ジャム作りのレシピは巷に溢れているが、頑張って作ったのだぞ・・・ということを分かっていただくために一応レシピとした。 そのいち 苺

          苺ジャムをつくった

          春を探しに 小さい春をみつけた

          「春を探しに」という題名をつけてしまいましたが、今日、外に出てみると暑くて暑くて「夏を探しに」というように改題したくなりました。 容赦なく照りつける太陽は春の優しい光でなく、切り裂くような鋭さをもって私の顔を射っています。 暑さの中でも「春の自然」は「忘れられてたまるか」とばかりに一生懸命に春を演出していたような気がします。 私が目撃した春を写真にして送りたいと思います。 これは今日の写真ではなく、先月撮った写真です。今は完全に葉桜になっていますが、春というと桜からスタート

          春を探しに 小さい春をみつけた

          ケーキを作る2

           私の両親揃って3月生まれのため、毎年3月になると誕生日ケーキを作ることを続けている。ケーキ作りは趣味ということもないが、娘の1歳の誕生日ケーキを作ってから、何時しか毎年の恒例イベントになってしまったのである。    特にお菓子作りを学んだということもなく、全くの素人ではあるが、見よう見まねで作っている。娘に言わせるとお菓子はレシピを参考に、分量や時間、温度を正確に合わせないとうまく出来ないということであるが、それは正しいと思う。 だから私は成功も失敗もする。その時の運次第と

          ケーキを作る2