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カレーライスは美味しい

カレーライスは今や日本食である。カレーはCurryと英語で書くのだそうだ。
元々は様々なスパイスを用いての料理とのことだが、世界中でその土地独自の発展をとげたようだ。
日本ではお馴染みのカレーライス、昔の人の中にはライスカレーとライスを先に表現する人もいることに象徴されるように、ライスつまりご飯とセットになって日本では発展してきたように思う。
 
 カレーには食べる人の好みが色濃くあらわれる。
自分話で恐縮だが、私が子供の頃、我が家では私と姉のカレーの好みが違い毎週土曜日の「カレーの日」には私と姉のカレーを巡る喧嘩が絶えなかった。
困った母親は「カレーの日」には二種類のカレーを作ることになったのだ。
今にして思えば母親は大変だったと思う。
 
 ところで、昔は街のレストランでカレーを注文すると、どの店でも同じ味のカレーを出していた。基本マニュアルがあるのだろう。特に特徴的なのは玉ねぎが大きいことだ。どの店に入っても大きな玉ねぎが形を保っている。それをスプーンですくい口に運ぶと玉ねぎの甘さとカレーの辛さが混ざりあい美味しい。それにグリーンピースがのっていた。
 
それに比べ今は店独自の味があるように思う。スパイスの調合の仕方やブレンドする調味料も異なり、特徴のあるカレーに仕上がっている。
お客も心得たもので自分好みのカレーの店を持っている。
 
今回、私は昔ながらのカレーライス作りに挑戦してみることにした。
早速、レシピを調べてみた。レシピも様々あり、どれが昔食べた味か分からなかったが、とりあえず揃えてみた。
 
<材料>
カレー粉(缶入り)
玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモ、ニンニク、生姜などの野菜
豚肉
ラード、食用油、小麦粉、塩、砂糖、コンソメ
月桂樹の葉、チャツネ、など
 
1)最初に野菜を大きめに切る(ニンニク、生姜はすりおろしを用いた)
 

大きめに切った野菜


2)鍋に投入し炒める。玉ねぎがしんなりとしたら豚肉を入れ一緒に炒める 
 

玉ねぎがしんなりするまで炒める


3)コンソメスープを鍋に入れ材料を煮込む
 

十分に煮込む


4)その脇でフライパンにラードをたっぷり入れ小麦粉を炒める
小麦粉がラードに馴染み色が変わってきたら火を止め
カレー粉を入れ馴染ませる 
 

小麦粉をラードで炒めカレー粉を馴染ませる


5)煮込まれた鍋に出来上がったカレールーを入れ更に煮込む 
 

弱火でとろとろ煮込む


6)最後に塩、砂糖、その他スパイスを入れ味を整えて完成 
 

皿に盛りつけ完成


とても美味しかった。
でも昔食べたカレーと何かが違う。何が違ったのだろうか。
もう少し香ばしさがあったように思うが・・・。
私が昔の味のカレーに出会ったのは30年程前、三重県の名張駅前の食堂が最後だったように記憶している。
考えても調理法の違いが分からないので、昔ながらの材料と作り方を続けている店に聞いてみるしかないのではと思う。でも、そういう店を今は知らない。
 
最後に昔ながらの味の店とは違うが、私が好きなカレー屋さんを紹介しよう。
真っ先に挙げたいのはC&Cである。
 

C&Cの店構え


私は吉祥寺で学生時代を過ごしたが、JR吉祥寺駅構内というか京王井の頭線 吉祥寺駅改札前にカレースタンドがあった。
 
C&Cのカレーはスパイシーで特に辛口がお勧め。
辛口は水を飲み飲みとなるが味に爽やかさと深みがあり、とても美味しい。
当時の店は付け合わせにレーズンを置いていた。このレーズンの甘さが辛口のカレーと合っていた。学校帰りによく食べていた懐かしい味である。
C&Cは吉祥寺駅大改造とともに南口降りた所に移動した。
久しぶりに食べてみたが辛口の美味しさは相変わらずであった。
 

写真は三元豚ロースカツカレー。他にもたくさんの種類があり選ぶのに悩ましい

種類も以前に比べかなり増え客にも人気がある様子だ。
ただ、付け合わせにレーズンが無くなったのは残念でもある。
他にも好きなカレー店があるが次の機会に譲ることにする。


私が書く文章は、自分の体験談だったり、完全な創作だったり、また、文章体も記事内容によって変わります。文法メチャメチャですので、読みづらいこともあると思いますが、お許し下さい。暇つぶし程度にお読み下さい。今後とも、よろしくお願いいたします。