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犬のフリをしたつばめ

自分を動物に例えると何?

「自分たちを動物に例えると何だと思う?」

そんなふわふわした会話を好きな男としたことがあった。

わたしのことを「純粋な犬」と例えた彼に、わたしは思わず吹き出してしまった。

え、わたしってそんなふうに見えてるの?笑

犬のイメージが、“いつも舌を出してにこにこ笑っている、懐いた人には尻尾を振り続けるようなもの”だとしたら、わたしは決して犬ではない。

同時に、自分のブランディングとしては大成功じゃん!と嬉しい気持ちになった。

わたしは男を包み込んで支配したいと願っている。

それも、男に気づかれることなく。

※ヤバ女

そのための初期段階として、“狙った男を母のような温かさと天使のような無邪気さで包み込む”というのがわたしの作戦だ。

心地いい温度のお湯から身体を慣らしてもらい、最終的には頭のてっぺんまでズブズブに沼にハマらせたいのだ。

よっしゃー!作戦大成功!

自己認識

本当のわたしは、つばめのような生き方をしていると思う。

自由を愛しているけれど、孤独でいたいわけではなく、調和することもできて、いざという時は機敏に動くこともできる。

わたしはそういう人間でありたいと願っている。

フリをすること

わたしは、“つばめの状態の自分”を愛してくれる人は求めていない。

常に何かしらのキャラを被ったわたしを愛してほしいから。

“何者かのフリをすること”は、自分を守るための保険であり、状況を操作しやすくするための策略のようなものだ。

やっぱりわたしは生粋のカメレオン女優!

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