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女子会はケーススタディ

女子が集まった時に繰り広げられる恋バナは止まることを知らない。

時に笑い、時に照れ、怒り、涙することもある。

男子禁制、秘密の花園。

それが女子会というものだ。

ところで、女子会をただの無秩序なトークバラエティだと侮ってはいけない。

ケーススタディとは、過去の成功例や失敗例・実例を詳しく分析し、問題解決のために必要な一般法則や原理を導き出す研究法を指します。

識学総研より

女子たちは集まると、それぞれに恋の近況を報告し、居合わせたみんなの知見を総動員させて、その恋がどうしたら上手くいくのか、あるいは終わらせた方がいいものなのかを分析する、という検討会を開催している。

終盤になると、“本日の総評を取りまとめて一般化させる”という作業も欠かさない。

そう、女子会は恋のケーススタディなのだ。


例えば、Aちゃんが“彼氏に浮気された”という事例を出したとしよう。

女子たちは「どう対処するべきか」「自分がされた時はどうしたか」などと話を練りに練って、Aちゃんの彼氏との問題解決のために一致団結する。

そして最後には、
「やっぱり浮気するような奴はダメ!」
「浮気されたらこうするのが正解だわ!」

と、一般化された結論に至るのだ。

また、“Bちゃんのゴミクズみたいな元彼が別れた後すぐにアホそうな女と結婚した”という事例が出たとしよう。

「あいつまじか!」
「ゾッとするわ〜」
「別れて正解だったね」

などと男をけちょんけちょんに吊し上げてBちゃんの気持ちに共感することで、女子たちのチームワークはどんどん深まっていく。

そして最後には、
「でも逆に考えたらさ、出会ってすぐ結婚しようって言ってくる男って難アリってことだよね〜」
と、一般化された結論に至るのだ。


殿方へ。

彼女が女友達とお茶をすることは、男友達と遊びに出かけることよりも恐ろしいことかもしれません。

「ゴミすぎる!」
「そんな男捨てちまえ!」

女子会では、あなたに見せる愛らしい彼女とは似ても似つかない、裏の(表の?)顔をした彼女になっている可能性があります。

でもそれは仕方のないこと。

同性と仲良く盛り上がれることも、社会を生き抜くのには必要なスキルですから。

あなたと仲良くするためのちょっとした息抜きかもしれませんし。

そういう小粋なところにも、あなたは惹かれたのでしょう?

P.S. 惚気より愚痴の方が圧倒的に盛り上がるのは、どうすることもできない人間の性なのでしょうか。

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