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4回目の大連20 元嫁はボディガード〜2人目の元嫁の話〜

先の記事の続きです。

大連市内の元嫁のマンション。

ソファで、くつろぎながら、元嫁はiPhoneで中国のドラマを観ている。

その眼差しを横目に見る。

中国の仕事を断ったのもあるけど、夫婦だったとはいえ、まだまだ夜は長いにも関わらず、いろいろ話もできたのに、その気まずさ、その場の雰囲気がヤバかった。

3日目の晩ごはんは、昼食のイタリアンランチが遅すぎたため、元嫁も私も食べれませんでした。

そそくさと、元嫁には先に寝ることを伝えて、寝室へ。

昨夜と比べて、枕があったけど、何だかよく眠れなかった。

4日目の朝。

3日目のイタリアンランチで食べきれなかったピザを持ち帰りにしていたので、そのピザで朝食を済ませた。

元嫁も同様にカンタンに朝食を済ませた。

電子レンジがなかったけど。

あとは、もう帰国するだけ、中国への渡航同様に日本への帰国も、元嫁が同行してくれたのは、まさしくサプライズでした。

元嫁の荷物のドデカイスーツケース、私自身の荷物を持ち、白タクに乗り込む。

メッチャクチャ飛ばしに飛ばす、その白タクは、中国の高速道路ならぬ、快速道路を走り抜け、あっという間に大連周水子国際空港へ到着。

空港到着時に不思議に思ったのは、自動ドアが二重になっていて、風除室がある光景は、日本国内でも目にする。

しかし、これも中国あるあるなのか、2つ目の自動ドアから中に入ろうとすると、警備員に一旦止められた。

なぜかを元嫁に聞いてみると、

元嫁「なんかあったら怖いでしょ?」

これも社会主義ならではのテロ対策なのか、とは思いました。

搭乗手続きも、手荷物預け入れも、元嫁が代わりに手助けしてくれたので助かりました。

身近で困っている人がいると、ほっとけない元嫁は、搭乗手続き待ちの行列で、前の人がうまく上着を着れないのを手伝ってあげていました。

搭乗手続き、手荷物検査預け入れを済ませ、手荷物検査で私のカバンにモバイルバッテリーが入ったままで係員に指摘されてしまったのは最初、係員が何も言っているのか理解できませんでしたが、元嫁からも教えてもらい、難を逃れました。

出国審査もあっさりで、免税エリアへ。

元嫁は中国の父親へのタバコを買っていました。

搭乗時間まで、SUBWAYで朝食。

元嫁は豆乳を飲みながら、私は果肉入りのオレンジジュースを飲みながら、美味しさの感想を言い合いながら歓談。

朝食を済ませて、初日、2日目の元嫁発信のホテルキャンセル騒動からの旅行会社からの連絡がないことを元嫁に話した。

元嫁は、ホテルの重役の名刺を見ながら代わりに今の状況を電話してくれました。

結果は、待っていれば良いということでした。

搭乗時間直前、今回の旅行の予算の数万円を滞在中、すべてを立て替えくれた元嫁にそのまま全額渡しました。

おそらく、そこまでの金額は使ってないと思うけど、レートもあると思うけど、何よりも行きも帰りも空港からの同行のサプライズ、滞在中に何事もなく、身の回りのことで世話してくれたからこそ、躊躇なく、予算を全額渡せました。

最近のニュースでは、中国へ渡航すると、日本人が拘束されるとか、逮捕されるとかがあるみたいだけど、今回の旅行、元嫁がボディガードになってくれました。

続く、次回がこのシリーズ記事、最終回になるかな?!

写真は元嫁が免税店で買ったタバコ。


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