第13回「できるリーダー」と誰でも言われるようになるためのコツ(成果を出すための組織マネジメント)~部下の昇格には全力を注げ~

こんにちは。
今日のテーマは「部下の昇格には全力を注げ」です。

部下が順調に昇格できるかはあなたの上司としての力量が問われています。あらゆる手段を使って部下を昇格できるようにあなたの全力を注いでください。そのためのポイントは3つあります。

初めに、まず部下をその気にさせてください。部下の中には昇格に興味がないとか、どうでも良いという人もいますが、昇格してマイナスとなることは一切なくプラスしかありません。会社において従事する仕事の幅や範囲、つまり選択肢が広がりますし、何よりも給料が上がります。昇格すると昇格昇給があったり、賃金レンジが一つ上にいくことが一般的です。昇格にマイナスはない、むしろプラスしかないということを何回も言い聞かせて、部下に昇格するということをその気にさせてください。これは部下の自己責任だという人もいるかもしれませんが、部下のハートに火を点けることは上司の立派な仕事です。

次に昇格要件を満たせるように評価をしっかり高くつけておくということです。これは人事制度を熟知しておかなければならないということも意味しています。要件を満たさずに昇格できないということがないように、特に昇格間際の評価は下駄をはかせるくらいの気もちで、しっかりと高評価をつけておきましょう。

最後に昇格のためにはあらゆる手段を使うということです。私は自分の部下の昇格が一部の要件を満たさずに危うかった場合に、人事部に直談判に行きました。結果、要件を満たさずとも、これまでの功績が認められて特別に昇格が認められたということがありました。その部下からは、今でもずっと感謝し続けられていることは言うまでもありません。

この上司のもとにいるとしっかり昇格できるという評判が立つと、それはあなたの評価にもつながります。またその部下は昇格後も意気に感じて一生懸命に仕事をしてくれますし、部署を異動で離れた後も生涯の関係となってくれます。これって、上司としても幸せなことだと思いませんか?

「部下の昇格には全力を注げ」を強調しておきます。

2023年1月28日



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