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間違いだらけの『休職日記』を、6年後に振り返ってみた⑯ 〜復職へのカウントダウン

みなさん、こんにちは。
双極性障害2型(双極症)のフツーの会社員、パピヨンです。

2017年の夏、私は“抑うつ状態”との診断を受け2ヶ月弱の休職をしました。
その際に残していた『休職日記』を6年後の今、振り返ってみようと思います。

前回の日記↓↓


第16回目は『復職へのカウントダウン』編です。
段々と短くなっていく日記の言葉の端々に復職に対する“緊張”をビシバシ感じます。
短いのでまとめて6日分載せます。

2017年8月10日 木曜日 22:14

相変わらず咳が出る。
体調は悪くない、と思っていたが、夜になってから少しだるい。
念のため、ヨガの後に内科に行った。
たいしたことはない、と言われた割には結構薬をもらった💦

今日は早く寝よう。

与論島のフォトアルバムが出来上がって来た!
すごく良い!!
今度から撮った写真はここでアルバムにしていこう。
ママにも見せてあげられる。


この頃私は体調を崩していたようで、原因不明の咳に悩まされていました。
内科を回っていたようですが、今思えばストレスからくるものだったのかもしれません。
ネットで調べたところ『心因性咳嗽』という精神的なストレスや緊張から起こる咳があるそうです。

“「たいしたことはない」と言われた割にはたくさん薬を出された”そうなので、実際に咳の症状は出ていたのでしょう。
復職後もしばらく咳に悩まされることになります。

翌日の日記です↓↓

2017年8月11日 金曜日 23:52

日記、書き忘れるとこだった💦
時間が無いので手短に。

相変わらず、咳が出る。
なんだか体調もイマイチだったので、今日と土日のヨガをキャンセルした。
エアコンを覗いたらカビだらけ💦ゾワ〜💦
午後から昨日届いたキッドで、エアコンの大掃除。
見えるところまでだが、だいぶ綺麗になった。
匂いも少し無くなったように感じる。

早く体調を戻したい。
出勤まであと5日だ。

日記の中に復職へのカウントダウンが始まりました。
相変わらず体調はイマイチのようで、咳の原因を減らそうとエアコンの掃除などしていたようです。

翌日の日記です↓↓

2017年8月12日 土曜日 23:02

今日も引き続き、咳が出る。
夜、寝る前に飲む薬を間違えたかもしれない。
ひょっとしたら、咳のために処方された薬を2回飲んじゃったかも。夕食後に飲んだっけ?
ちょっと怖い。

今日も特に何もしなかったせいか、休職前の土日に戻ってしまったみたいに感じる。
少し焦っているかも。
なんだか細かいミスもしている気がする。

明日は夕方に実家に帰る。

相変わらず治らない咳の症状。
薬を飲んだ回数を忘れて不安になったり、文章から緊張が感じられます。

翌日の日記です↓↓

2017年8月13日 日曜日 22:38

午前中、やることがなかったので、先に早めに実家に帰ることにする。
普段食べない量の食事をしたせいか、胃が痛い。
違うベッドで眠れるかな?

復職前に実家に帰ったようです。
覚えていませんが、おそらく母に「帰ってきなさい」と言われたのだと思います。

当時は痩せ細っていたため、母はどうにか食事を取らせようと色々な料理を作ってくれていたようです。
心配させまいと頑張って普段食べない量の食事を食べたため、胃が痛かったようです。
両親の前では気丈に振る舞おうとした結果の胃痛だったのかもしれません。

実家のベッドで眠れるのか、不安になりながらその日の日記を書いていたみたいです。

翌日の日記です↓↓

2017年8月14日 月曜日 23:34

いよいよ明日で休職最終日だ。
今から緊張している。
咳は治まってきたが、体調はイマイチ。今日も頭が痛い。
2日連続でアマージを飲む。
今回は間違いなく偏頭痛だ。左側の目の奥だけが痛い。

明日は会社と同じ時間に起きて、とりあえず午前中は洗濯、掃除をしようと思う。

明後日。緊張する。

休職残り2日。
かなり体調も悪く、緊張していたようです。
読んでいると当時を思い出してドキドキしてきます。

いよいよ休職最終日の日記です↓↓

2017年8月15日 火曜日 22:49

ついに休職最終日。
夕方、同僚の〇〇さんから「明日からだね〜」とLINEが。
緊張をほぐすための心遣いだろう。ありがたい。

正直、かなり緊張している。
実際行ってみてどうなることやら。
1日、行ってしまえば取り戻せるかな。

6年後の振り返り

ついに休職期間が終わりました。
今思い返すと、復職は少し早急だったような気がしています。
「もう少しゆっくり休んでも良かったのでは?」と思います。

しかし当時の私は、1日休職するたびに世間に取り残されていく恐怖感、“限りある貴重な人生を1日ずつ無駄にしているような”感覚を捨てきれず、産業医にも主治医にも「早く仕事に戻りたい」と、自ら復職を強く願い出ました。

“遅かれ早かれ、同じ場所に戻るのだから”という気持ちもあり、戻ってしまえば“なんとかなるだろう”と思っていたのです。

しかし、実際の復職はそんなに台本通りスムーズにはいきませんでした。

次回、ドキドキの復職の様子が日記の最終回になります。


続く

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