べるりん

h16 大学生 感じたことを言葉にする習慣をつけたい

べるりん

h16 大学生 感じたことを言葉にする習慣をつけたい

最近の記事

遅れちゃった!2023年個人的映画ベスト5+α

第5位:マイエレメント 最近のピクサー映画、ディズニー映画の中だったらNo. 1かなと。今までのピクサーでは描かれなかった恋愛についての映画で、恋愛とエレメント(属性)の相性は抜群でした。火や水といった極端なエレメントで本作は描かれていたが、これは人間の在り方にも当てはまるような気がしました。「ウエストサイドストーリー」のように差別や侮蔑をされている人とあってはならない関係になってしまうような。火は他のエレメントとは上手く共存ができず、木に触れると相手を燃やしてしまうし、水

    • コンクリートユートピアを観た。本当の理想郷って?

       「コンクリートユートピア」という韓国映画を観てきた。大災害で一棟だけ残ったマンションを舞台におこる争いを描いた物語で予告の時点から観に行きたいと思っていた作品だった。  まずはネタバレなしで。 唯一残ったマンション内でユートピア(理想郷)が作られていくのだが、徐々に格差も生まれてくる様がリアルで、観ていて少し苦しいくらいだった。「働かざるもの食うべからず」という精神が極限状態ではどうしても働いてしまうのが本当にリアル。確かに実際にそういう状況に置かれたら、若い自分は働き、老

      • 来年成人式か…

        昨日は成人の日だそうで…家から出ると正装を着た男女が歩いていたり、一緒に写真を撮っていたりと。「こんなことして何が楽しいのか…」と思う僕はだいぶ根暗なのだろう。僕は昔から写真を撮ることも、そもそも人混みや〜式みたいな式典が苦手だったので成人式なんてもっぱら苦手な部類なんだろうなと思っている。当時は仲良くもなかった人たちが成人式、同窓会という機会が現れると仲良くし出す感じが気持ち悪くて、違和感ばかり感じていた。結論、僕は成人式に出ない!!w 来年のこの頃、僕がもっと楽観的に自分

        • 必要悪と、絶対悪

          映画には大抵、主人公と対立する悪が存在していると思う。その考え方が日本とアメリカで差があるようで。アメリカ映画はヒーローという絶対正義とヴィランという絶対悪がいて、最終的に絶対悪を絶対正義であるヒーローがぶっ倒して終わるのだが、日本の映画は絶対悪というものがあまりないようだ。悪者にも悪者にならなければいけない理由があって…、辛い過去があって…、同情すべき点があって…、とヒーローがヴィランをぶっ倒すだけでなく、説得して更生させるであったり、過去のトラウマを乗り越えさせたりだとか

        遅れちゃった!2023年個人的映画ベスト5+α

          みんな違ってみんな良いとは?

          僕は先日、高校からの友人男女合わせて6人でカラオケに行った。カラオケに行って初めのうちはみんなで楽しく歌っていたが、後半になるとお話の方がメインとなり、恋バナに花が咲いた。「どんな人がタイプ?」みたいなざっくりとした話から始まり、高校の時のぶっちゃけ話まで結構盛り上がった。どんな人がタイプか?という質問に顔がいい人と答える人が半分、性格がいい人と答える人が半分とちょうど半分半分で軽く議論になった。 「タイプが性格がいい人って答える人は嘘だって思ってる」少し怒り気味でAさんが答

          みんな違ってみんな良いとは?

          みんなピーターパンでいたいのかもしれない

          ピーターパン症候群という言葉があるくらいですから、ピーターパンとは子供のままでいるという象徴のようです。ネバーランドでは子供のままでいられる。僕もネバーランドに行きたいくらいです。誰だって子供のままでいたい、僕はそう思っています。幼稚園、小学校、中学校、高校と、僕らは何も考えずともみんなと同じ道を辿っていけば自動的に大人への道を歩めていました。僕もそうでした。高校三年生になって自分の将来の進路について考えるのが嫌で、逃げていました。選択肢が多すぎるからです。自分には何も取り柄

          みんなピーターパンでいたいのかもしれない

          僕は早歩きをする

          僕は「インターステラー」という映画が好きだ。この作品は近未来の地球を舞台に、気候変動、食糧難から逃れるために人間が居住可能な惑星を探すというミッションに主人公が挑むというものでアインシュタインの「相対性理論」が物語に大きく関わっている。あらすじはシンプルだが、宇宙と家族愛が絡み合い感動のラストを迎える。相対性理論とは簡単に言うと、あらゆること、主に時間とは相対的(比較の上で成り立つ様子や評価)であるということで、インターステラーではそれを地球上の時間の進み方と、他の星での時間

          僕は早歩きをする

          無限の可能性マルチバース!

          近年のアメコミ映画によく登場する設定でマルチバースというものがある。例を挙げれば「スパイダーバース」、「ドクターストレンジ マルチバースオブマッドネス」など多数だ。そして僕は最近になって「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を鑑賞した。通称「エブエブ」はマルチバースというトンデモ設定に真摯に向き合い、着地点には差優しさという言ってしまえばありきたりな要素を持ってくるという素晴らしい作品だった。 マルチバースとは? https://youtu.be/56N7Vi

          無限の可能性マルチバース!

          貧富の差や差別がなくなる世界は創造しうるのか

          世界史を勉強すると、今の日本に共通する点があると感じることがある。 革命…と聞くとどんなことを想像するだろうか。 僕は支配する側とされる側の立場が逆転することだと思う。革命といえばらナポレオン!無血の名誉革命!など挙げればキリがないが、全て共通するのは支配階級が逆転したということだろう。支配される側だった労働者の地位が上がり…みたいな。他にも革命とは違う考え方にはなってしまうが、第一次、第二次世界大戦時、総力戦を開始した日本では女性の地位が上がった。これらのように、革命や戦争

          貧富の差や差別がなくなる世界は創造しうるのか

          「怪物」を観て感じた主観が入り混じることで生じる誤解と同性愛

          「怪物」公開当初観た一回目と最近観た二回目を通して感じたことを綴っていきたい。 この作品はとある事件の母親視点、先生視点、当事者の子どもたち視点を三幕に分けて構成している。最後の子どもたち視点が全ての答え合わせのようになっていて新鮮で面白い構成だなと感じた。視点を分けることで、視点つまり事件に対するそれぞれの主観が異なるということを強調している。この作品は観客が神視点、つまり全ての主観を俯瞰して捉える役割を担っている。つまり僕たち観客の見方によっては結末の考え方が真逆になって

          「怪物」を観て感じた主観が入り混じることで生じる誤解と同性愛

          透明から半透明へ

           写真を撮られるのが嫌だった。自分が写っている写真は極端に少ない。自分の顔に自信がないこともそうなのだが、もっと詳しくいうと笑顔を作るのが下手だからだ。鏡に映った自分と写真に写った自分が明らかに違うというのは分かっていた。写真に写った瞬間に事故画になり、申し訳なくなるのだ。笑顔を作るのが下手なのは表情筋が硬いからだろう。中学のころメンタル的に落ち込んだときから一人でいることが多くなった。友達はいるし、話せば楽しいけど、深入りはしないみたいな感じ。人の心は読めないから人間関係は

          透明から半透明へ