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勉強って、なんだろう?〜脳内ひとり芝居〜/おやこで通う小学校⑪

勉強。べんきょう。ベンキョウ。

わたしはこれに対して、ずっとモヤモヤしたものを抱え続けてきた。
特に学校教育において授業を通じて展開される勉強、に対して。

「勉強って一体何だろう。
何のためにやるのか。
それは本当に、【生きる力】になつがっているといえるだろうか」


一切勉強させない自然保育園を卒園

一般的な幼稚園や保育園では、小学校からの授業に備えて
日常的に勉強をするのが普通らしい。
その成果は、入学後に壁一面に張り出された、子どもたちが自分の名前と抱負を書いた紙を見れば一目瞭然だった。

これに対して、我が家の珍獣(兄)が通っていた自然保育園(今も妹のオケちゃんが通っている)は
園の方針として、勉強を一切させない。
それは、「勉強を軽視している」からでは決してない。


自然と触れ合いながら、からだをめいっぱい動かして遊びこむ中で
いわゆる【非認知能力】が育まれていく。
それこそが、小学生以降に知性を獲得する時の土台になる。

そんな考えによるものだ。
わたしも大いに共感しているからこそ、この園への入園を決めた。

加えて、わたしなりにもう1点。
「自分の頭で考える」土台になるだろう【学習】(=学び、習う)に、意味はあれど
学校教育が施す【勉強】(=勉学を強いる)には果たして、どんな意味があるのだろう…( ゚д゚)ムムム
と、自分が受けてきた学校教育を振り返って疑問を持ってきた。

そんなわたしが興味を持ったのが、特別支援教育だ。

特別支援教育に、学校教育の未来を勝手に託す


我が子の学び方、ペースに合うだろうと思うから。
また、その思想や手法が、学校教育全体がよりよく変わっていく時の足がかりになるんじゃないか、という期待があるから。

こんな2つの理由で、特別支援教育の学級を選択した。
そして、入学式から付き添い登校を続けているため( ゚д゚)、もう2か月もその教育に直接触れている。
いい意味で驚きの連続で、「1人ひとりに寄り添う」を地で行くその在り方に感動すら覚えている。
「特別支援教育が学校教育を変える」なんて、専門家の人からしたら的外れなこと妄想してるだろうな( ゚д゚)と思ったりもしたけれど

いやいやいや!これはひょっとすると、ひょっとするかも…!!

と、むしろ期待が一層膨らんでいる。
具体的な取り組みは、追々発信していきたいと思う。

今回は、特別支援教育に学校教育の未来を(勝手に)託すに至った自分の思考過程を整理したくなって、書き出してみることにした。
ただ、自問自答が行き過ぎて、脳内ひとり芝居の様相を呈してしまった。

一斉授業スタイルって、誰のため?

ーー脳内ひとり芝居スタートーー

わたしA「学校の授業って、自分が決められる余地がすごく少なかった印象なんだよね。基本的に受け身だし」

わたしB「でもさ、先生1人で30人とかの子どもたちに対して授業するスタイルなら、そうならざるを得なくない?」

A「まあ、そうだよね…。
でもさ、その一斉講義スタイルってそもそも誰のためなの?
教育の機会均等が保障されて、でも子どもたちの人数が多すぎて見きれないから、そういうシステムにせざるを得なかったんじゃない?
だとしたらもう少子化の時代だし、そのシステム自体変えたほうがよくない?

B「まあ、できるなら、それがきっといいよね」

“ぶつ切り”授業はもったいない…

A「あとさ、学校の勉強って、なんか“ぶつ切り”でもったいなくない?
決められた時間割に沿ってやるから、子どもたち1人ひとりが積み重ねてきた体験とは無関係でしょう。
これも、一斉授業のスタイルではそうならざるを得ないよね。だって30人の過去の体験と全部照らし合わせて授業してたら、終えるのに何年掛かるか分からないじゃん?
あと、45分刻みで1日にいくつもの科目をやるけど、『1時間目は国語、2時間目は算数』って感じで、科目間のつながりもない。
同じ科目であっても、単元間のつながりもあんまりないような気がする」

B「なるほどー。とにかく【つながりがない】ことが、気になるわけだね」

A「そうそう!!
だって知識って、つながり合っていたら、腑に落ちやすいと思うんだよ。
それに『使ってなんぼ』のものだけど、自分の体験や経験と紐付いていればこそ、いろんな場面で使えると思うんだよね」

B「そうかもね。
つながりを重視した学び方にしても、やっぱり一斉授業のスタイルでは実践が難しそうだね」

「他者比較」から「自己評価」へ

A「うんうん。あと、もう一つ!【評価】についても気になるの。
学校の勉強って、他人との比較が前提じゃなかった?
それによって何か得られるものってあったかな??なかったような…
…って、自分の半生を振り返って思っちゃうんだよね」

B「なるほどー。大事なのは『自分との闘い』みたいな?」

A「そうだね、まあ別に闘わなくてもいいんだけど。
自分の現在地を知る意味での評価は、重要だと思う。
『この前は分からなかったことが、今日は分かった、できた!』っていう経験は、着実にそのひとを成長させるし、それを自分で客観的に見つめられる機会=自己評価は、とても大切だと思う」

B「授業スタイルに関係なく、評価の仕方を、他者との比較から自己評価メインに持っていくことはできそうな気がするよね」

ーー(脳内ひとり芝居終了)ーー

ひとり芝居してしまう危険なわたしの、反骨精神まるだしの危険思想は
特別支援教育との出会いによって、どう変わっていくのか…!?
学校教育にプラスの変化を望んでいる方々と共有できたら、この上ない喜びなので
今後もまた、ぜひ読んでほしいと思う。(←自分に圧)

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