小説「ストーカー婆さん」#創作大賞2024【二万字】
あらすじ和子は、一人娘の娘の弥生に対して異常なまでの執着心があった。本人は、それを異常だとは気付いておらず、常に自分を正当化している。弥生に近づいてくるものは誰であれ容赦なく引き離そうとした。弥生も年ごろとなり、結婚することになった。弥生は結婚を期に、和子の元から離れていった。遠方のため会えるのは、年に数える程になってしまった。そこから寂しさと同時に色んな感情を持つようになった。旦那の和夫が亡くなってから、娘の弥生は和子の家の近くに引っ越すことになり、弥生の家族を監視するよう