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久々に娘の苦手や不安な気持ちに直面

娘は小さい頃に、
発達障害の診断を受けたけれど、
療育や通級指導教室、放課後等デイサービスなどの支援を経て、
小3以降は特に何の支援も受けずにきた。

日々成長し、
習い事へも前向きに取り組み、
友達関係も自分なりに築いてきた。

勉強は苦手なこともあるし、
字だって雑だし、
荷物もぐちゃぐちゃだけど、
自分なりに自分のことをやるようになった。

だから、もう娘については、
特性だとか、
困り事とか、
あまり意識しなくなっていた。

雑なんは私に似ているだけ!
性格だと思ってるし。


でも、最近やっぱり娘には
苦手や不安があることを知った。

今年、バレンタインの時、
娘の希望でチョコを手作りした。
渡したい友達がいるらしい。

土日のクラブで会う友達には、
その時に持っていくことにしたけど、
1人だけ、学年は同じだけど、
クラブも違う、近所ってほどでもない友達がいた。

その子にどうやって渡すのかは、
娘は何にも考えてなくて、
でも学校に持って行けないのはわかっていて。

私もその友達のお母さんとは繋がってないし、
娘はどうしようかと悩んでいた。

そうだ!
今年もそのお友達からは年賀状が来ていたので、住所を調べて渡しに行けばいいやんという話になった。

娘もそうすると言った。

そして、私が車を出して、
そのお友達の家に向かった。

家の前は細い道。
車を止め、
私が、早くインターホン押しておいで、
というが、娘は動かない。

後ろから車が来たので、
一旦その場を離れて、もう一周して戻る。

私「表札もあってるから、間違いないから
  インターホン押してきたら」

娘は「イヤや怖い」と言って、動かない。

私「留守なら家の人に渡したらいいし。
  ママは行かないよ。あんたが渡したいん
  やろ?」

なんて言いながら促したんだけど。

娘は「渡したいけど渡せない怖い。」
そう言って、泣き始めた。

私「ママがインターホンだけ押したろか?」

娘「イヤだ!怖いからいい!」

私「もう今日は、渡さなくていいんか?」

娘「渡せないからいい!」

と言ってその場を離れたんですが、

その後も「怖い、怖かったー」と言って
しばらく幼児のように泣きじゃくっていた。
インターホンを押したわけでもないのに、
未知の状況にドキドキしてしまい、
プチパニックになっていた。

我が家は、基本学童なんで、
日頃お友達の家に子供が遊びに行くことがなく、人の家を訪ねるという経験がほとんどありません😅

未知の世界なのです。

やったことない、知らない、わからない。

平気な子もいれば、怖くて踏み出せない子もいる。

娘は、

「あげたいのにあげれない。
 家行くのは怖いー
 でも渡したいー
 ピンポンは押せない。怖い」

とずーっとずーっと顔を真っ赤にして泣きじゃくっている。ヒックヒックなるくらい泣いていました。


思い出しました。

初めてのことを不安で怖がる娘。
そういえば、そうだったなあ。

小さい頃、
お遊戯会や運動会で
顔を真っ赤にして泣きじゃくっていたなあ。


その後、何を言っても友達の家には行けそうになかったので、

どうやって渡す?と話し合った。

友達が家にいるかどうかわからないのが、不安で怖いなら、
明日何時なら家にいるか学校で聞いてきたら?
その時間にもっていけば?ということになった。

次の日、友達と時間の約束をしてから、
その時間に、
家に持って行くことができた。

友達も待ってくれていて、とても喜んでくれた。

「知らない、わからないから怖い」が一つ減ったかな。



もう一つ、泣いたこと。
昨日、娘は私に、
学童を辞めたいと言ってきた。

小6だから辞めてもいいのだけど、弟がいたり、親の帰宅時間の関係で、学童は続けている。

春休み、学童では、女の子チームで何やら流行っていることがあり、娘ともう1人の女の子がそこに入れずにいるらしい。

ただ、女の子たちは娘たちをのけものにしてるわけではなく、やりたい子たちで集まってやっているだけだから、
娘たちが入りたいと言えば入れるのである。

しかし娘は、入りたいわけではない。

それに、自分が入ってしまえば、もう1人の子が寂しい思いをするから、それは絶対嫌だからと言う。

だけど、寂しくて毎日我慢しているのだと、
堰を切ったように泣き出した。

もう1人の女の子っていうのは、実はあまり学童には来ない。だけど、来た時に寂しい思いをさせたくないらしい。


娘もこれまでそんな思いをした時が何度かあったので、同じ思いをしてほしくないんだろう。

寂しいなら入れてって言えばいいやんとか、
2人で入ればいいやんとも思ったけど、
娘の気持ちは、それとも違う気がして。

入りたくないけど、ひとりぼっちは寂しい。
寂しいけど、入りたいわけじゃない。


話し合って、

親の都合で、どうしても学童行って欲しい日もあるけど、
それ以外は家に帰っていいことにしました。

娘は寝る前に、

「学童行かなくていいってなったら気持ちが
 ラクになった。」

と安心していました。





子供って、いろんな気持ちを抱えている。

当たり前だけど、ついつい忘れがちです。

娘は体も成長し、最近泣くことも減ったけど、
久々に娘の泣きじゃくる姿に直面。

これからも、
似たようなことはいっぱいあるだろうけど。

苦手なことも頑張って克服!
それも大切かもしれないけど、
苦手は苦手として、どうしていけばいいか、
これからも、子供達と一緒に考えていこう。

そして、いくつになっても、
泣きたい時には泣けばいい!

久々に娘のこと、長々と書いてしまいました。

読んでいただきありがとうございます。



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