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セルフ読書キャンペーン実施中──どのように本を読んでいますか?

20代半ば〜30代半ばにかけて日々の生活が忙しいことを理由にして読書から離れていたのですが、昨年から読書習慣復活キャンペーン中の私です。
去年は35冊。今年は半期で50冊。
なんとなく楽しく読書する習慣がついてきたので、自分が本をどういう風に読んでいるのか改めて整理してみました。


小説・詩

小説や詩などのいわゆる「作品」的な文章は、一言一句、1ページ内の文字の配置や行間や密度に至るまで「全部」が作品だと捉えています。
なので、はじめから終わりまで真っ当に読み切る以外の選択肢はありません。(だからもっと学生の時に読んでおけばよかったなとも思います。感受性も全然違いますし)

オチが急展開を迎えたものなどは、伏線を探るために二周することもあります。このような読書態度なので読むのに比較的時間がかかるのと、読み始めたら中断したくないので、今はあまり読めていません。

作品を楽しむのとは全く異なる目的として、他者とのコミュニケーションのために新刊や話題本などの情報を知っておく必要があるときは、ニュースやレビューで概要だけ頭に入れておくこともあります。

好きな小説(選びきれない!!)

↓世界のちょっとした怖さと絶対的な優しさ。読後感が抜群に良いです。

↓決して"悪人"じゃないんだけどふんわり"やな奴"ばかりな登場人物たちに「うわリアル」って夢中になって読みました。

↓「壮絶」の一言。読んでると呼吸が浅くなります。

ノンフィクション・エッセー

小説よりは読む速度早めで、ばーっと目を通します。
面白い考え方や人生のヒントになる言葉を、後になって思い出せる程度に周辺の事項と絡めてメモします。

最近読んで面白かった本

↓死の感染症を目の前にして、どのように人が、世間が動くのか。

↓昭和の人の、生き様の濃さ……

↓政治・経済的な観点から見る宗教の変遷が特に面白かった!

専門書・学術書

まず、主要な箇所に鉛筆でマークしながら全体にざっと目を通します。
ここで何をするかと言うと、著者の「一番言いたいこと」を掴みます。

本全体で書かれていることはすべて、「一番言いたいこと」の根拠や説明や補足だからです。

小説では「いちごは甘い」と最初に主張しているのに、オチで「いちごは辛い」になることがけっこうありますが、学術書では「いちごは甘い」という説は「辛い」には変化しません。なので安心して、「なんで甘いと言っているのか」「どのように甘さを説明しているのか」を自分が必要としている深さで確認していけば良いわけなので。

初回に読んだ際に鉛筆でマークしている部分は、自分が気になったポイントでもあります。なので、要旨・感想文を書くときは、そこを中心に著者の論に触れていくと自分の考えをふまえた本の感想にしあがるような気がしています。

読みたい本

ビジネス書・実用書

実際に仕事でぶち当たっている課題をもとに、逆引き的に読むことが多いです。現実の課題に応用できそうな部分は書き留めておきます。

ハウツー本はさらにテーマが絞り込んで書かれていますし、他書の焼き直しのような内容も多いので、ほんとにざっと目を通す感じで。
トレンドに上がっている本はわりと夫が買ってくるので、今の流行りを知るために読みます。でもこれは私が一番苦手な、あまり面白くない読書ですね笑

[余談]
外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術
ビジネス書マンダラという、ビジネスマン必読の本が紹介されていて、私も今後の読書の参考にしようかなと思っています。

今の積読

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