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恋愛依存症#1 

 本日は、心理学者伊東明さんの著書「恋愛依存症」の読書感想文として筆を執りました。全部で何回に分けて書くのか未定で、途中で辞めるかも知れません。計画性は全くないですが温かい心で見守ってくださると幸いです。



 依存症と聞くとゾッとするのは私だけだろうか。それがなければ自分を保てない。生きていけない。依存対象のことばかりを考え、脳が支配される。かつて姿は影を落とす…。案の定、ネガティブなイメージばかりが出てくる。

 依存症には様々の種類がある。代表的なアルコール依存症(薬物依存)やゲーム依存症はどちらかというと、攻撃的な強いイメージがあるのだが、恋愛依存症は少しロマンチックな柔らかい雰囲気を私は感じる。

 そう今回のテーマは、恋愛。著者からは最もかけ離れた分野であるがゆえに、ものすごく興味がある領域なのだ。今回の主題は、あなたも私も恋愛依存症かも知れないよという気付きを与えることだ。まさか自分なんてと思っているあなた。ぜひ一読してもらいたい。

 まず、依存と依存症の違いについて説明しよう。依存とは、あなたにとってなくてはならないものである。さて、あなたにとって「これがなければ生きていけない」と考えるものはなんだろうか?または、「これを手に入れることが人生の目的だ」というものでもよい。
 家族、お金、恋人、お酒、野球、サッカー、本、服、犬、猫、健康、美しくなること、有名になること、承認、愛…。
 私たち一人ひとりには、必ず何らかの「なくてはならないもの」が存在する。もちろん、食べ物や飲料といった生理的な意味ではなく、心理的な意味である。つまり、私たちは誰でも何かに依存しているのだ。

 大切なのは、依存しているしていないではなく、何に依存しているかだ。
また、依存度合いも重要である。もしそれがなくなった場合、心理的にどのくらいダメージを受けるか。精神的に耐えられるかである。
 依存症とは、依存対象が社会的に認められないものであったりあなたの健康や精神を蝕み、なんらかの害を及ぼす状態を指す。

 話を恋愛依存症に戻す。以上の前提から、恋愛依存症とは「恋愛によって自身の健康や精神にダメージを負い、害を及ぼしている状態」と定義できる。 恋愛依存症には4タイプに分かれる。①共依存 ②回避依存 ③ロマンス依存 ④セックス依存である。さてあなたはどれにあてはまるのだろうか。

 今日の話をまとめると、以下の3点に集約される。
1 誰もが何か依存している
2 依存と依存症の違い
3 恋愛依存症には4タイプある

次回は恋愛依存症の代表格「共依存」について言及していく。


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