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【社員インタビュー】実務未経験からエンジニアへ。新チーム発足の裏側と、エントリーシステムの開発秘話。

ブライエッジでは、2021年1月に社内初のエンジニアチームを発足。
2名の社員が実務未経験ながらにエンジニアへの道を歩み始めたそのきっかけや、チーム発足最初の1年にどんな苦労があったのか、開発秘話をインタビューしました。

あらかわさん
2018年5月中途入社。2020年までリサーチャーとして活躍。
今回の開発ではデザインとフロントエンド開発を担当。

うちださん
2018年10月中途入社。2020年まで両面型のコンサルタントとして活躍。
今回の開発ではバックエンド開発とインフラ周りを担当。

実務未経験から転向。「エンジニア」という職を選んだ理由とは。

>社内でコンサルタントやリサーチャーとして活躍していたお二人ですが、エンジニアを志すようになったきっかけは何ですか?

あらかわ:私は元々リサーチャーとしてエンジニアスカウトの業務を行っていた中で、職種理解や差別化のためにエンジニアのことをもっと理解しようと思い、プログラミングの勉強を始めたのがきっかけです。Progateやドットインストールなどのオンラインサービスを使って勉強を始めました。やってみたらプログラミングがどんどん面白くなってきて、業務前後や休日の勉強だけでは物足りなくなってきたので本格的に仕事にしたい!と考えました。

うちだ:私はコンサルタントとして夜まで忙しく働く日々が続いていて「もっと楽に仕事できないかなあ、事務作業をもっと効率化できないかなあ」「そのためにはプログラムに動いてもらうといいかも」という発想からプログラミングを勉強し始めたのがきっかけです。まずはProgateでプログラミングを好きになれるかを試し、だんだんと面白くなってきたので、その後オンラインスクールに通って本格的に勉強を始めました。

>お二人が独学で勉強していた時と比べ、チームを結成してから実際に開発業務をやるとまた違ってたことが多いと思います。一番大変だったなと感じたことは何でしたか?

あらかわ:実際にユーザーに使ってもらうものを作るのは初めて。独学のときは難しいプログラミングは後回しにできたけれど、業務となるとどんなに難しくても期限内にやりきらなくてはならず何度も高い壁が立ちはだかりました。また文字通りゼロから作るにあたり、1つのシステムを開発するために必要なもの、検討すべきことが膨大で、何がわからないのかがわからず苦労しました。

うちだ:今までは教材を参考にしながらやっていましたが、習ったことのない仕組みで動かすことになったときに教科書がなくなったことが一番大変でした。たとえばSPA開発の方法など教科書に載っていなかったものは都度調べながら進めなければいけませんでした。また一人で開発するのと複数人で開発するのも違いました。自分の中では理解していてもそこで完結させず、あらかわさんと密なコミュニケーションを取っていかないとシステムもうまく動いていかないなと思いました。実務を経験してみてコミュニケーションの大切さを感じましたね。

>逆に、楽しいと思えること、やりがいになっていることはありますか

あらかわ:楽しいと思うのは日々の工夫や挑戦が形になっていくことです。毎日成長実感があります。またリリースして候補者の方にシステムを使っていただいて、初めてアクションをいただいたときは感動しました!自分たちが作ったものを実際に使っていただいて、お客様や社員の役に立てるというのはすごく嬉しいです。

うちだ:私は教科書から飛び出してどんどん新しい知識を獲得していけることが楽しいです。今、ベテランエンジニアである顧問の方に開発を教えていただいており、日々技術の幅を広げられているのでできることが増えることはとても楽しいと感じています。また、もともとは「社内の業務をもっと効率化できないか」がスタートだったので、社員から業務が楽になったという声も聞くことがありやりがいになっています。

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最初の課題は「エントリーシステム」。大作を8か月でリリースまでこぎつけたその背景。

>2021年1月にエンジニアチームが発足し、最初の課題はこの「エントリーシステム開発」でしたね。どういう経緯でこのシステムを作ることになったのですか?(※エントリーシステム:候補者様専用の求人検索・応募システム)

あらかわ:2020年秋に開発チーム発足の話が決まり、代表の諸田さんを含めた3人で何度も打ち合わせをしていく中で、もともとは日報システムやKPIをまとめるシステムなど、社内で完結するシステムを作って開発経験を徐々に積んでいこうと話をしていました。ただ年末になって方向転換。諸田さんが開発チームとしてやりたいことを優先度の高い順に提案してくれて、その1番がエントリーシステム。いきなりお客様にも使っていただくシステムを開発することになり「大役...!」と思いました。正直できるのかなあと不安でした。

うちだ:まずは社内向けのシステムから始めてスキルアップしてからと思っていたので、外部向けのシステムから作ることになり驚きました。そのためシステムに致命的なミスがないか、セキュリティ面の配慮は問題ないかといったことは顧問の方に見ていただくことになりました。

>システムについて詳しく伺いたいのですが、使っている言語や、開発環境を教えてください。

あらかわ:フロントエンドはNext.jsとReact、バックエンドがRails、データベースがMySQL、あとインフラ周りでAWSのいろんなサービスを使っています。

>開発はどのようにスタートしたのですか?

うちだ:2021年1月から「どういうシステムを作る?」と打ち合わせや情報収集を始めました。そのころから私はRailsでのバックエンド開発をスタートしました。

あらかわ:私は1月はリサーチャー業務半分だったのですが、フロントエンドのコードも少し書き始めていました。ただ当初はワイヤーフレームもデザインカンプも知らず何もない状態だったので、だんだん二人とも、何をどう作っていいかゴールが分からなくなりました。そこで2月からデザインを一から作ることになり1月に書いたコードはすべて削除。デザインを作ってチームで共通のゴールイメージを持つことの重要性にそこで初めて気づきました。

うちだ:デザインが出来上がった3月からお互い本格的に開発を始めました。SPAで作ると特にフロントエンドはやることが多くなってしまうので、本当にあらかわさんはすごく頑張っていました!バックエンドは書くことがシンプルなのと、データベースを扱うのもバックエンドなので、自然な流れでインフラ周りも私が担当するようになりました。

>エントリーシステム開発期間の8か月は長いようで短かったと思います。振り返ってみて、今回の開発にあたり一番苦労したことはなんでしたか?

あらかわ:デザインを作っていた一ヶ月間です。後から数えたら120ページぐらいデザインを書いていました。そんなにかかるものとは知らなかったですし、どのページが何枚必要なのか、1ページの中でどのボタンをどう置いたらUXが良くなるのかを一つずつ考えるのに時間がかかりましたね。デザインの勉強やデザインツールを使うのも初めてだったので、毎日脳みそが燃えそうでとても大変でした。

うちだ:私もあらかわさんがデザインやっている期間ですかね。デザインが出来上がるまで詳細を詰められないので、待ちの状態でどうしようかなとなっていました。できたデザインをもってどう動かすか、どういう機能にするかの話し合いができないと、バックエンドも進まない。お互いなかなか進まない時期だったなあと、振り返って思います。

あらかわ:チーム発足当初、私たちは「開発を頑張るぞ!」と思って取り組み始めましたが、企画や要件定義、設計、デザインといった上流工程が抜けていたんですよね。今はまだディレクターやデザイナーが社内にいないので、そこまで自分たちでやる必要がありました。今回経験してナレッジをためることができたので、次にまた新しいものを作るときはよりうまくできるといいなと思います。

>前職の仕事やブライエッジでのコンサルタント・リサーチャーとしてのこれまでの経験が活きたことはありましたか?

あらかわ:私たちがコンサルタント・リサーチャーだったのは強みだと思っています。業務フローやユーザー目線が分かっているからこそ、2人で上流工程も考えることができたので。また社内のコミュニケーションから、ユーザーとなるコンサルタント社員の声をきちんと聴けたのも大きかったと思います。

うちだ:コンサルタントの仕事をやっていなかったらそもそもプログラミングやろうと思っていなかったですし、「こういう業務大変だったなあ」という振り返りが、今後作りたいものや実装したい新機能へのアイデアになっていますね。

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↑今回二人が開発したエントリーシステム(デモ画面)

エンジニアとして精進する二人。次の目標とは

>開発チームの次なる目標はなんでしょうか?

あらかわ:今はエントリーシステムの保守運用が一番。「とにかくリリースするぞ!」という気持ちで裏側は妥協した部分が多くあるので、不要な処理を削除してシステムの負荷を下げたり、コードが属人的なので誰が見ても理解できるコードにして長期運用の準備をする必要があると思っています。ここが整ったらブライエッジのエントリーシステムにしかない新機能に挑戦して、他社との差別化をしていきたいです。

うちだ:運用保守は本当に大事。不具合の解消や、「こういう機能にしてほしい!」という声をもっと形にしていきたいです。ほかには、今はあらかわさんがフロントエンドで私がバックエンドですが、ゆくゆくは担当をスイッチしていきたいと話しています。「どちらか」ではなく「どちらもできるエンジニア」になりたいですね。

>お二人が目指したい理想のエンジニア像について教えてください。 

あらかわ:個人の理想像については、今はデザインとフロントエンドに興味が強いので、「UI/UXに強いフロントエンジニア」になりたいと思っています。ただうちださんも言っていたように、フロントエンド・バックエンドというのはあくまで役割で、エンジニアとしては全般的に理解する必要があると思っているので、知識としてはフルスタックになれるように勉強していきたいです。会社や組織という目線でいうと、自分が成長していくことで社内外からどんな要望をもらっても数日後には「できましたー!」と期待にこたえられるようになったら一人前かなと思っています。

うちだ:同じく、技術的なところでいうとフルスタックでできるようになりたいと考えています。どちらがより得意、というのはあると思いますが、広範囲に知識を持っていて一人でゼロから作り上げられるエンジニアになりたいです。また、自己満足の開発も面白いかもしれませんが、作ったものが"問題解決"にはなっていたいですね。使われないアプリケーションを作っても意味はないなと思うので。エンジニアになったきっかけは「コンサルタントの仕事がもっと楽にならないかな~」という思いなので、コンサルタントの皆さんや社外の方も含めて、多くの人に貢献できるものを作っていきたいですね。

>ありがとうございました!

(本記事は、2021年10月インタビュー時点の内容です。)


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