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リモートワーク下での組織作り。

はじめまして、BridgeのCOO坂本です。
リモートワーク下での組織作りについてお話をしていこうと思います。多くの経営者や人事の方も、多くの課題に感じている問題でもあり、ベンチャー企業のとして対策や組織作りについて、お話しさせていただきます。

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2019年リモートワークへの移行期

 2019年にコロナウィルスの感染拡大によって、同年の4月ごろに週5日出勤体制からフルリモートへ切り替えを行いました。実際にフルリモートで事業運営をしていく中で、組織内でのコミュニケーションの希薄化を感じるようになったのです。オフィスで対面でのコミュニケーションを取っているときとは違い、フルリモートになってから、メンバー間の雑談や小さな変化を感じることができなくなっていました。そしてコミュニケーション量の減少によって、若手メンバーの様子や組織状態が把握しづらくなっていました。

体感してわかったこと

 リモートワーク下でのコミュニケーションの量不足を課題と考え、様々な施策を実行していきました。Slackに「ブリトーク」というスレッドを追加し、メンバーの日常や好き嫌いなどをお互いに発信できるツールも導入しました。またチーム毎で朝会を行うこと、1on1面談の頻度を月1回から週1回に増やしたり、他事業部とリモート飲みを実施してみました。実際にいくつか施策を走らせる中で、メンバーの悩んでいることを把握することができたり、よりメンバー個人と向き合う時間が増えたと感じています。

 一方で、部署を超えたコミュニケーションについては、まだまだ不足していると感じており、今後の課題でもあると思っています。そしてリモートワークを経験したことで、対面でメンバーと仕事をすることの大切さを感じることができました。対面で会うことで偶発なコミュニケーションが起こり、アイデアや創造的な思考が刺激されることがあります。より細かな空気感を感じることができ、人と人との関係性や事業運営も円滑にできます。組織が活性化するためにも、対面でのコミュニケーションは非常に大事になっていくと感じていました。また弊社がベンチャー企業ということもあり、少人数で事業運営をしています。組織として「一体感」「信頼関係」を強固にすることで、スピード感を持った事業運営ができます。そのような背景もあり、感染対策を行いながら、2021年8月現在は週1・2回の出社をベースに対面でのコミュニケーションを増やす取り組みを行っています。

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「組織への共感」が必要になる

 リモートワークが当たり前になってきた社会で、今後の働き方も時代の流れで変化していくと思っています。特に変化を感じやすいのが、時間の効率化だと考えます。リモートワークや商談のオンライン化で、通勤時間や営業の移動時間が大きく削減されています。それに伴い、業務の生産性や時間管理も変化したと感じます。急速にリモートワークやオンライン化が進み、メリットも感じていたものの、対面でのコミュニケーションの重要性を改めて感じていました。オンラインでは感じることができない空気感を感じることができます。対面だからこそ、得る情報が多くなり、人と人との繋がりを感じ取りやすくなります。だからこそ、対面でのコミュニケーションの価値が高まっていると感じますし、オンラインと対面の両方を使い分けて、事業運営をしていく必要があると考えています。

 また働く人からすると、時間の使い方が変わり、副業を考えている人も多くなってきました。リモートワークの後押しもあり、本業と副業を両立させることが当たり前になってきています。個人も複数の組織に関わるようになり、所属する組織に対しての帰属意識やエンゲージメントは下がってしまうのではないかと考えています。その中でいかに組織への「愛着」「働く意味・意義」に共感いただき、パフォーマンスを発揮してもらうことが大事だと思っています。今まで以上に、会社という組織が何を目指しているのか、ビジョンは何か、が問われる時代に変わってきているのです。

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会社は、コミュニティ化していく

 世の中の変化する中で、「会社」という組織も変わっていく必要があります。そして今後、会社はコミュニティ化していくと思っています。

 今までですと、1社で正社員として長く勤めることが良しとされてきましたが、転職市場の活性化やフリーランスなど働くの選択肢が増えてきています。個人が1つの組織だけに属するのではなく、複数の組織で仕事をすることがスタンダードになっていき、今までの会社という「箱」に留まるのではなく、より柔軟な働き方が推進されていきます。そのような背景から会社のあり方、価値は変わり、一つのコミュニティとして新しい組織になると思っています。今までの雇用主と労働者という雇用関係だけではない、価値が求められるようになります。一緒に働く人がその組織に対して、大切にしている価値観やビジョンに共感して働くことが重要になってくると思います。また働く側も、給与や社会的な知名度だけではなく、社会貢献性ややりがいなど「感情報酬」を求めていくことになると思っています。

強い組織を作るために

 私は、会社組織を構築していくためには、個人を尊重していくことは大切だと感じています。個人、企業が互いに共感やリスペクトを持った上で、個の強みを活かせる組織を作っていくことが求められると思います。ボトムアップで高いパフォーマンスを発揮することができれば、組織としても大きなメリットがあると感じています。

 ただ一方で、多様な人材がいる組織が必ずしも良い組織だとは考えてはいません。多様性を維持しつつも、コアな文化が築けていることが大きなポイントだと思っています。組織としての価値観やビジョンが組織内に浸透して、コアな文化の一部として染み付かせるまでが大切です。個人の尊重とコアな文化構築、その両輪をどう動かしていくのかが、一経営者として非常に関心を持っています。Bridgeについてもコアメンバー、複業メンバーが有機的に関わっていく組織を目指しており、どのような組織文化を作っていくのかが今後のテーマでもあります。実際に手を動かして模索し、またタイミングを見てこのnoteで配信していきます!

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