見出し画像

【 バナナ : 健康にはもちろん、フィジカルにもメンタルにも効く 】

私が学生でバスケットボールに打ち込んでいた頃。
試合の前の食事といえば、バナナとおにぎりとウィダーインゼリーでした…
私にとってアスリートの食べ物のイメージが強いバナナを、今日は東洋医学観点から見てみます。


バナナは熱帯地方の食べ物ですので、温性は『寒』に属します。
また、『潤』の性質もあり、体に熱がこもりがちな高血圧タイプ『肝陽亢進』の人や、便秘になりがちな老人におすすめの果物です。
逆にエネルギー不足で下痢をしがちな『気血両虚』タイプの人や、冷え性気味の『陽虚』タイプの人には、症状を悪化させる可能性があるので、食べ過ぎに注意しましょう。


バナナといえば、オリゴ糖
消化吸収しやすい糖分のひとつで、食べるとすぐに血糖が上昇し、2時間後でも下がらないという特徴があります。
ここがアスリート食と言われる所以でしょう。
ただし、糖尿病の人には悪影響ですので、摂らない方が賢明。

オリゴ糖は、腸内で腸内細菌が大好きな餌でもあります。
整腸作用があり、免疫機能の向上にも役立ちます。
実際に、血中の白血球を増やす作用もあります。


バナナには、なんとセロトニンも含まれています。
セロトニンは脳内ではたらく神経伝達物質で、幸せホルモンともいわれています。
不足するとメンタルヘルスに悪影響を与えます。
ストレス社会である現代人が不足しやすいこのホルモンを、バナナで補うことができるのです…!(知らなかった。。)
また、イライラを解消したり、胃酸を抑制したりする働きもあります。
(肝陽亢進タイプにドンピシャですね!素晴らしい!!)

カリウムが多く含まれているので、体内の余分は塩分を排出させて、むくみを解消します。
血圧を下げて、血栓を作りにくくするので、真夏に起こる熱中症や心筋梗塞、脳卒中などの突然死なども防ぐことができます。
南国のフルーツとして、納得の効果ですね!


やはり最強フルーツでしたが、私はセロトニンにびっくりしました…
黄色いバナナよりも、若い緑色のバナナ、しかもその皮に多く含まれているそうです。
皮ごとだと農薬とか気になっちゃいますけど…国産で無農薬のものを見つけた時には、是非皮までトライしてみたいです…!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?