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自分の大学受験〜浪人を振り返りつつ、受験生と高校生にメッセージを送る

□大学受験〜浪人時代

高校3年生の僕は志望大学に向けて勉強を頑張っていた。北海道札幌で生まれ育った僕が行きたかった大学はただ一つ“北海道大学”だ。

旧帝大の一つでもあり北海道の中での大学ブランド力は1位だと思う。特に高校生から見た北大生は憧れの的だ。

高校2年生の秋、当時付き合っていた彼女の姉の彼氏が北海道大学の学生であるということからその方に大学を紹介してもらうことになった。姉には何度かお会いしたことがあったが彼氏にはあったことがなかったので幾分緊張していた。
彼は工学部の大学院生でした。関西出身でかなり人当たりも良くとても丁寧にキャンパスや研究室などを説明してもらった。大学構内を初めて歩いた僕は、「なんだこの広い敷地は、、」と思いました。街の中心部に広大な大学のキャンパスがあるこんな場所で4年間も勉強できるなんて素晴らしい!家からも自転車で通えるし学費も安いしここしかない!なんて思っていた。

その日から志望大学は“北海道大学”一本にして勉強に力を入れた。当時バスケットボール部に所属していた僕は疲れながらも、自分に鞭を打って勉強していた。
高校3年生になり5月に部活を引退し、7月の学祭が終わってここからが受験本番。学校で授業を受けた後はそのまま最寄りの図書館に行くか学校の個室に残って勉強していた。とにかく勉強していたと思う。
そして迎えたセンター試験本番。もちろんめちゃくちゃ緊張していた。苦手な国語を解くときは汗をかきながら受けていたと思う。試験2日間が終わり、自己採点をした。
結果は悪く、志望大学の判定はE判定。けれど北大は記述試験の方が配点が高く、僕は記述試験には自信があったので逆転できると思い自分の得意分野であった数学重点(2時試験の数学の配点が大きくなる)という方式を選択して前期は北大を受けることにした。
もともと北海道を出る気がなかった僕は後期を小樽商科大学に出願し、私立は学費が高いからということで親に気を使って受験さえしなかった。

センター試験が終わってからの1~2月はかなり勉強したと思う。友達と朝から予備校にこもり予備校が閉まった後はその友達と地下歩行空間にあるテーブルなどで夜遅くまで勉強していた。
けれど結果は前期試験落第。正直受けた当日から落ちる気はしていた。当日の記述試験は全く解けなかったからだ。
あとは後期試験の結果を待つのみとなった僕は、「後期は大丈夫だろう」と思い、受験のストレスを発散するかのように友達と遊びまくった。

しかしこちらの後期試験も落第。私立も受けていなかった僕は、働くか浪人するかの2つの選択肢しか残っていなかった。そして大学は入って当たり前だと思っていて働くなんて考えたこともなかった僕は親にお願いして予備校に入れてもらい浪人することにした。

浪人時代は高校時代の部活の先輩にかなりお世話になった。僕が入った予備校でアルバイトをしていたその先輩にアドバイスを聞きながらとにかく毎日自習室にこもって友達もほとんど作らず休むことなく勉強していたと思う。その結果苦手だった国語もある程度克服し、もともと自信があった記述試験では模試で志望校1位を取っていたりした。
そして2回目のセンター試験。この年はセンター試験を失敗できない。もう浪人なんてしたくなかったし親からも許されていなかったのでその分かなりのプレッシャーを感じていたと思う。そのせいなのか数学Ⅱ・Bで計算ミスをしてかなり失点してしまった。国語は平均点よりも少し取れたくらいだったと思う。

二日間が終わって自己採点をした結果は、確か680点くらい。判定はCでした。記述には自信があったので前期はもちろん北大、後期は小樽商科大学に出願し、私立も道内も大学を一つだけ受けることにした。

浪人時代かなり努力をしたおかげなのか2月の前期試験の2、3週間前に受けた私立大学で首席を取り、全額免除の切符を手に入れてしまった。その大学は6年生で全ての学費を払うと1000万は下らなかったので正直行くかめちゃくちゃ迷った。そこから2,3日くらい勉強しなかった。ここでもいいやなんて思いながら、それでもやっぱり行きたい大学は北海道大学だ!と思い、さらに勉強に力を入れた。

そして見事志望大学に合格。合格した後も全額免除か旧帝大か悩んだけれど最終的にはもともと志望していた北海道大学に進学することにした。

□受験生へのメッセージ

センター試験まで1週間を切りましたね。この時期になると自分の受験のことを思い出します。その勢いで当時のことを振り返ってみました。書こうと思えばもっと長く書けたかもしれません。人生で一番頑張ったことはなんですかと聞かれたら受験勉強です、と答えても良いくらい自分は頑張ったと思います。ある一つのことにここまで頑張れる体験はなかなかできません。だからもしもこれを読んでいる高校生の方がいたら自分のやりたいことを明確にして目標が決まったらそれに向かって突っ走ってみてください。そこで培われた知識が後になって役にたつなんて綺麗事は言いませんがその時に頑張った体験というのが自分の血となり肉となり今後の人生での生き方に少しでも変化をもたらすと僕は信じています。受験生の方は残り少ない日数でやるべきことをリストアップして少しでもやれることをやって最後まで手は抜かずに頑張ってください。まだまだ勉強したりないと思うし、今から勉強しても間に合う分野って意外とあると思います。(発音・アクセント、有機無機化学とか)本番はめちゃくちゃ緊張すると思います。僕も2回受けましたが2回とも緊張しました。誰しもが緊張すると思いますがその時は今までやってきた自分の努力を思い出してみてください。そして深呼吸。今までに勉強したことをその場で発揮するだけです。背伸びはせずに自分の解ける問題だけを解いてきてください。こんな僕にできることはnoteに応援メッセージを書くくらいのことしかできませんが、密かに受験生の皆さんを応援しています。全力で頑張ってきてください!

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