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Collin College(コリンカレッジ)の辛口レビュー

最近、テキサス留学界隈でもてはやされているコリンカレッジですが、良いところばかり紹介されているような気がします。そこで、2023年8月からアメリカに正規留学をしており、Trinity Valley Community College(トリニティバレーコミュニティカレッジ、以下TVCC)とコリンカレッジを経験してきた私の視点から、独断と偏見でコリンカレッジをレビューしていこうと思います。特に、両大学での寮生活を比較しながら評価を行います。

それでは以下目次です。


コリンカレッジの総評

おおむね良いが、痒いところに手が届かない!

はい。そんな感じです。
具体的に話していきましょう。その前にコリンカレッジの紹介動画を上がってくれているYoutuberの方がいるので、まだ見てない方は先に見てください。

良いところ

コリンカレッジの良いところは大体この動画に映っているようなところです。立地、勉強する環境に関して、私も良いなと感じます。

悪いところ

しかしながら、私は寮を含めた生活面に不満があります。それを紹介していきます。

Meal Plan(食事プラン)のシステムが微妙

まず、TVCCと比較して、コリンカレッジはMeal Plan(食事プラン)のシステムが微妙です。もしあなたが寮に住むのであれば、Meal Planに加入しなければなりません。以下が、Fall 2024 and Spring 2025のMeal Planの料金です:

  • Meal Plan #1: $1,575

  • Meal Plan #2: $2,075

このどちらかに加入しなければなりません。このお金は学生証にチャージされ、生徒はそれを使って、食堂で食べ物を買って、食べるという流れになります。生徒は残高を逐一確認し管理しながら、食事をすることになります。残高がなくなれば、再度チャージをして、使用することになります。
しかしながら、留学費用をできるだけ節約しようとする学生にとって、残高の再チャージは極力避けたいものです。であるので、基本的にチャージされた分を使うことになると思います。

ここで簡単なシミュレーションをしてみたいと思います。もしあなたがMeal Plan #1に加入した場合、アメリカの大学の1学期は約4か月です。つまり、一日に使える金額は約13ドル。三食を食堂で食べると、一食にかけられる金額はわずか4.3ドルになります。

私がコリンカレッジで生活してみて感じたのは、この一食4.3ドルという金額では、食堂でおなか一杯になるのは難しいということです。サラダ一個やサンドイッチ一個が精々で、満足できる量ではありません。

余談 : 食堂の食べ物も割高な気がする。。?

Meal Planに加入した人は食べ物を買う際に割引が効く(モノによって違うが、体感1.20ドルくらいの割引)がそれでも、Meal Planでチャージした金額に対して割高な気がする。アメリカの物価が起因した金額なのかそれとも、コリンカレッジの食堂が割高なのか、、
これは私がまだアメリカ生活が浅いので断定できません。。。

一方、TVCCのMeal Planの一例を紹介します:

  • The Works - 19 Meals/$50 Cardinal Cash

    • South & West Halls: $3,064.50

    • NW & NE Halls: $3,082.00

    • Cardinal Hall: $3,598.25

これらはMeal Planと寮費の合計金額で、寮に住む人はこの金額を支払えば、月曜日から金曜日まで朝昼晩三食、土日は昼晩の二食を食べることができます。コリンカレッジと違い、TVCCでは食べ放題で、生徒は残高を気にせず好きなだけおなか一杯にすることができます。さらに、食べ物を寮の部屋に持ち帰ることも可能です。

さてあなたはどちらがいいと感じましたか?留学という未知の経験があふれた中で、残高をいちいち気にしながら、ご飯を食べるのか。それとも、何も気にせず、ご飯をおなか一杯食べることができる環境か。私は圧倒的に後者ですね。

洗濯機と乾燥機の使用にお金がかかる

これに関しては論外です。間違いなく、最悪な点といえるでしょう。学生生活において、洗濯は避けられない日常的な作業ですが、コリンカレッジでは洗濯機と乾燥機の使用に毎回費用が発生します。通常、洗濯機を使用するのにで1.75ドル。乾燥機でも1.75ドル。合計で1回につき3.5ドルです。どうですか?なかなか終わってません?

これは留学費用を抑えたい学生にとって、かなりの負担となります。私はできるだけこの費用を抑えるために、自室のシャワーで自分で手洗いをし、換気扇をかけて、部屋干しすることを心がけています。あまりにも忙しくて、手洗いできず洗濯物がたまった時だけ、洗濯機を仕方なく使うようにしています。

Wi-Fiのシステムがゴミ

これに関しては細かな点ですが、悪いところとして挙げさせてください。大学学内のWi-Fiはいちいちログインを求められます。そのたびに自分の大学IDとパスワードを入力して、ログインをして、Wifiを利用します。そこまではいいんですが、このログイン状態は2時間くらい経つと自動的に途切れます。そしてまた、ログインをすることで使えるようになるという感じです。これ、結構ストレスです。

私の経験談として、以前、就活サイトのプロフィールの文章を入力していたら、このWi-Fiのログインが切れて、その文章を保存できておらず、また入力しなおすということがありました。流石にイラつきました。

寮のWi-Fiに関しては、いちいちログインが求められることはないんですが、たまにWi-Fiの通信が途切れることがあります。気が付けばデータ通信になることが時々あります。

TVCCは特にログインを求められることはありませんでした。通信速度はTVCCもコリンカレッジも同等です。

教授陣のアクセントに苦労することがある

これは悪い点というわけではありませんが、「違い」として紹介します。
コリンカレッジはプレーノという都会に位置しているため、多様な背景を持つ教授陣が多いです。そのため、いろいろなアクセントを持った先生が多く、日本人学生にとっては普段聞きなれないアクセントに苦戦することがあります。特に理系の授業で顕著です。私自身、夏学期に中東のアクセントを持つ教授の授業を受けましたが、聞き取るのに非常に苦労しました。

TVCCはアセンズという田舎の地域にあったために、基本的に南部の白人のアクセントと黒人のアクセントに雑に大別できたので、アクセントの面で苦労することが少なかったように思います。


まとめ

コリンカレッジは教育環境が比較的整っており、コミカレ生活を楽しみたい学生には良い選択肢でしょう。しかし、Meal Planや洗濯機の使用料、Wi-Fiの問題など、生活面での不便さを考慮すると、留学先としてTVCCの方が生活しやすいと感じる点もあります。まあ、TVCCの方が10倍最悪だったんですけどね!いつか記事にします。

今日はここまで、それでは。


タナカ

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