ただの非モテの生態開示(大学生編Ⅲ)

今回はただの非モテの大学3年生時の様子について記す。素材が日記なので時系列通りにサクッと書いていく。
現在大学三年生で近い境遇の人や、こうなりそうな人は回避するために役立つ?事があるかもしれないので活用して欲しい。

4月
春のリーグ戦で初めてベンチ入りし、自己肯定感が上がっていた。それまでは練習試合で守備走塁要因で派手な活躍は無かったが、1.2年生の頃の下積みが報われたと感じていた。
平日に試合があるため、常時試合に備えておく・出た課題をすぐに練習で潰していく必要があった。特に入りが重要であるため4月は講義に行けた記憶が無い。俺は後輩にノートや資料を回収するように命じなかった。被っていた講義については1年時から互いに助け合っていた男がいたし、何よりノートを見せてもらう事が女子と関わる唯一の機会だったからだ。
ちなみに、出席点は公欠届により減点されずに済んだ。

5月
リーグ戦が続く。時々講義に出席してノートを回収し始めた。テストが近くなっていきなり今までの全ての分を要求したら部の一員として大変印象が悪い。こんな奴が所属している部を良く思う訳が無い。

肝心の女子とのやり取りについては、特に成果は得られなかった。毎回違う子に頼んだのだが、「はいはいしょうがないなー」という感じだった。拒否されないだけマシだった。ただ休んだだと印象が薄いし煙たがれると思ったので「部活の試合で行けなかった」と正直に言った。これに食いつく子は1人としていなかった。「何の部活なの?」と聞かれる事すら一度も無かった。もしその一言があったら俺は今こんな事を書き連ねていないのかもしれない。
この時どうするべきだったのか今でも時々考える。「ノート見せてくれたお礼に~」という風にさりげなく講義以外で会う事を切り出すのが良かったのではないか?答えは分からないままだが。

ここで誤解しないで頂きたいのは、俺は決して女と性行為するために野球をしていた訳では無い。何の成果も無かった惨めで無価値な過去の自分に報いるために野球に取り組んでいた。

6月
この頃にはリーグ戦が終わっていた。順位は悪くはなかったが、上位大会には進出出来なかった。1位でなければ最下位と同じだ。その悔しさによる練習と前期の試験対策・レポート課題と、単発のバイトで金を補充する事で手一杯だった。ここで以下の事を思い出した。

「人間、毎日やらなければならない色々な事に追い込まれていると、異性がどうのこうのなどと考える余裕が全く無くなる。それは邪魔な感情でしかない。」

初めてこう感じたのは中学生の時だった。中学生編でこれに至った経緯ついて詳しく記す。

7月~9月上旬
上記のマインドの元に過ごす。当時はそれに何の疑問も抱かずにいた。
しかし今ならこう考える。

「女と思い通りに事を運べている男は、それで得た活力を他の全てに最大限活かして成果を上げているのではないか。またその逆も然り。女と何一つ上手くいかない男は四六時中性欲が爆裂したままで他の事が手につかなかったり上手くいかない事が多いのではないか。」

いつかは忘れたが、とある六大学野球部員(野球推薦でなくレギュラー)が大学野球詩の取材にこんな風に答えていた。

「僕は野球・勉強・人付き合い・趣味遊びがリンクしていて常時全てがプラスに作用し合っている」

9月中旬~10月頃
秋のリーグ戦期間。また上位大会に行けなかった。優勝決定に関わる最後の試合を落としてしまった。

6月から数えて同年代の女子と会話した時間0秒。挨拶0件。ライン0通。電話0秒。
普通の人なら心の栄養失調?になり発狂してそうだが、俺はとっくに麻痺していたのでこんな事は気にならなかった。むしろ、一周回って「こんな状態でも平然と生きていられる俺凄すぎる」と誇らしかった。

11月~12月
部活講義バイト以外にも生活中の行動パターンとして就活関連のガイダンスや催しへの参加が加わる。
本来女子との接点が発生しそうな流れなのだが略

1月~3月
4年春のリーグ戦で引退する事を決めていたので、期末試験後はただひたすら練習した。
野球仲間以外で人と会話した記憶が無いのでもう野球星人と化していた。寄り道もせずに帰ってすぐに体をケアしたり就活の準備などをしていた。
そして、4年生編へと続く。

今なら分かる。外の世界から刺激や癒しが全くない上にそう変わろうという意思も全くないと世界観が完璧に固まる。この頃の俺から見て女とは並行世界の住人であり、その辺歩いてる姿はその虚像であると確信していた。全て実体は無く、実在しないため関わる手段は無い。考える事が全くの無意味であると悟っていた。

ちなみに、前立腺がんを予防する事と健康的に男性ホルモンを発生させる事を目的として射精は定期的にしていた。淡々と身体のメンテナンス作業として取り組んでいた。

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