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理想の土地を求めて

2,001年頃のお話

ホテルでの掃除の仕事は、私たちのとって非常にありがたいものでした。
アルバイトとはいえ、2人で行けば1万円近くになりました。

しかもその日払いです!

困窮した生活を送っていた私たちにとっては、
まさに九死に一生を得たようなものでした。

しかし、そんな生活もずっと続くはずもなく、
ホテルにお客様が沢山来られたときだけ、

2人で仕事が出来て普通はどちらか1人だけが仕事が出来る状態でしたので、
楽になったとはいえ生活は相変わらず苦しいものでした。

そんな生活を半年ほど過ごしたでしょうか?

3月の中頃のことです。職業訓練校への入学の話が舞い込んで来ました。
鉄骨建築科で1年間手に職をつけるための勉強です。

しかもその間雇用保険が適用され、支給されるとのこと!
喜んで2人で応募しました。

入試の面接の際、教科書や作業服に結構お金がかかるとのこと。
そんなお金は持っていませんでしたから、
当時の教官に後払いで何とかならないか相談しました。

恥ずかしい話ですが、仕方ありません!

そんな無茶な話をご理解いただけたことを、今でも感謝しております!
こうして無事に職業訓練校での生活がスタートしたのでした。

鉄骨建築科のみんなと

それと同時に、農地をさがす日々が始まりました。

普及センターや市役所へ頻繁に赴き、
就農相談や土地の斡旋をしてくれるよう、お願いに行きました。

しかしながら、私の希望は鶏を飼うことが出来る土地
なかなか見つかりませんでした。
特に足摺周辺は自然公園になっており、状況は非常に厳しいものでした。

半ばあきらめ、他の土地にもう一度移住することも視野に入れ、
インターネットで検索することもはじめました。

そんなある日、北海道・トカラ列島・沖縄など沢山の候補地のなか、
あるページに出ていた研修生募集の記事に目がとまりました。

当時はイチゴの研修生を募集していました

それは、土佐清水市のとなりの三原村の農業公社で、
農業研修生を募集というものでした!

内容をよく知りたかったため、早速連絡してお話を伺いに行きました。

お伺いした所、実は研修生募集はもう終了しているとのこと、
しかもイチゴの栽培に関わる研修とのことでがっかりしましたが、
一応こちらの希望も伝えねばと思い、鶏を飼いたい旨を伝えました。

そうしましたら・・・

セキゼという消滅集落に昔作った養鶏施設があるけれど、
もう何年も使ってないから、ものすごく荒れてる状態。
興味があればそこへいってみれば?

と言われましたので、すぐさま見に行くことにしました。

荒れ果てていました

役場から県道で20分、途中左に曲がりどんどん道が狭くなり、
このまま行って大丈夫か?

不安になって戻ろうかとしたその時、
眼下に広大な土地が広がっていました!

その広大ですばらしい風景を見て、ひと目で虜になってしまいました!

そう、それが私の農場となった場所との最初の出会いでした。

続きは次回


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