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彼女の母の来訪

2003年2月頃のお話

まるで青年海外協力隊の現地のような生活は、
厳しいこともつらいことも多いですが
私はそれなりに満喫していました。

ある日
結婚を約束していた彼女のお母さんが
現地に来られました。


かやと雑木が生い茂る開拓地


来られるや否や
こんなひどい所には住めません!

と言いながら、泣かれてしまいました。

こんなところに住まわせるために
あの子を育てたんじゃない!


・・・・・

おっしゃる通りです。

私は彼女のお母さんに約束しました。

ちゃーんと電気もある家を建てます!
こんなバラック小屋には住まわせませんから
どうかご理解下さいね!


そう約束し、お義母さんは帰っていきました。

約束はしたものの・・・
残りの所持金 わずか・・・。

農園の整備費用や鶏の購入費
えさ代などに精一杯で、

立派な家を建てるほどの経済的余裕は
これっぽっちもありませんでした。

100万円の家づくり



100万円の家づくりという本が書店にあり、
早速それを参考にしながら建てようと思いつきました。

しかしながら私はこれまで家を建てた経験などなく、
協力隊時代に開拓小屋1つとツリーハウスを建てた経験だけで、
家らしい家なんて建てたことがありませんでした。

まず本格的な工事を行うのには電気は必要です。
そこで電力会社に連絡しました。



何日かたってから、担当の方が来訪されました。

藤田さん ここまで電線を引くには
県道から何本か電柱も敷設しないといけませんので
これから申請を出して急いで工事をやっても
最短でも6か月かかりますね!

とのこと・・・・・。

じゃあ電話線は?って聞きますと?

あーそれは電話会社に連絡してください!
それも時間かかるだろうから早い方がいいですね。

ということでした。

まあそりゃそうですよねえ
こんな山の中の旧消滅集落なんだから(苦笑)
携帯電話だって当然入りません!

とにかく、すぐに連絡・工事依頼しました。

問題山積みのスタートです。

続きは次回


クラウドファンディング終了
しました。

おかげさまで171人の方にご支援頂きました!

本当にありがとうございました。
心から感謝します!

高齢過疎化の進む里と森を守るため
未来をになう供たちに安全・安心なものを生産するため

未来に向かって邁進いたします。

今後ともご支援と応援をよろしくお願いします。

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