帰国までのカウントダウン
今から30年以上前 南米パラグアイ
沢山の経験と驚き・学びの日々でしたが、
任期終了による帰国の日は刻々と近づいておりました。
青年海外協力隊 は通常2年の任期で
交代の隊員が必要に応じて何ヶ月か重なって
引継ぎをしてから帰国することになっています。
しかしそれは一般的な職種の比較的応募の多い職種に限っての事で、
私のような専門性の高い職種は、交代の隊員の応募待ちというのが
現状でした。
前回の苦悩を書きましたが、
それは私の交代要員が来ないということも原因の一つでした。
もはや貧乏な村ではありません!
交代がこないということは、
私の時にこのミッションを完結させておかなければならないということで、やり残しなどは決して許されません!
交代の隊員が来るまでの間、
任期をさらに延長するということも出来ましたが、仕事の完結性からして
ここで任期を終了させることが最善であると考えました。
私自身ここでずっと一緒に仕事をやっていきたいと思う気持ちと、
いつまでも私がここに居たら、ずっと彼らは私に依存し、
ひとり立ち出来ないという気持ちが入り乱れておりました。
結局、いつまでもひとり立ち出来ないという考えにまとまり、
心を決めました。
主人公はあくまで彼らであり、縁の下の力持ちであるべきで
私が主人公ではないということです。
任期残りの一ヶ月
私はほとんど何も言わず、ただ彼らの行っている毎日をじっとみつめ、
ただひたすらこの光景を目に焼き付けておこうと
必死になっておりました。
夜の恒例集まりの時、彼らがうれしそうにいくらの売上アップだとか、
子供を高校に進学させるとか、今度学校を建て替えようとか、
非常に前向きになってきた彼らの言葉に
今まで必死に彼らと行なったことは、決して間違いではなかったんだと
安堵しながら、今までの激動の日々と輝く南十字星を肴に、
しみじみと一杯やるのでした。
(追記)
帰国後の彼らからの情報では、
今までこの村の子どもたちは、中卒中退や小卒が当たり前だったのに、
全員高校大学へ進学したそうです。
そりゃそうだ♪
1個のランプの元で、あれだけ目を輝かせて
ボロボロの教科書でみんな勉強してたもんなあ。
続きは次回
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