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当たり前のこと

私の農場では、鶏さんの年齢、産卵率、
気温、卵の大きさ、卵の品質などを考慮し、
鶏さんの餌のメニューを毎日変えていました。

私はそれが「当たり前のこと」だと思っています。


鶏さんたちのごはん



鶏の体重、産卵率、卵重、
春夏秋冬の季節の移り変わりとともに
鶏さんが必要とするメニューは変わります。

必要以上の高蛋白の餌は鶏に胸焼けを起こし
余計な蛋白は糞として排泄され、
環境に負荷を与えます。

蛋白が足らないときは産卵率や卵重、
卵の品質を落とし、鶏さんは痩せてしまいます。


夏の時期の高温の日
特に注意が必要です!



しゅりの里の産卵鶏の餌は
粗蛋白17%とカロリー2,850kcalを基本として、

育成期・産卵前期・中期・後期の4種類と、
春・夏・秋・冬の4種類を掛け合わせた16種類

これらの16種類の餌の配合を
もう少し細かく分けますと、

季節別は気温の高い順から最低気温25度以上
20-25度、13-20度、5-13度、
0-5度、0度以下の6種類に分け、
96種類にもなります。

これらの96種類の基本ベースをもとに、
毎日栄養計算のもとに変えていきます。


毎日栄養計算をします



なぜなら・・・ 
気温・湿度・鶏の体調は変わるからです。

たとえば、暑い日に 
こってりしたもの たくさん食べられますか?

人間だって、
あっさりとしたものを食べたいでしょう!

鶏さん満腹になる量は決まってます。
みなさんも決まってるでしょ?

その満腹になる量も
季節によって変わりますよね!

ようは、その量によって
必ず必要な栄養素を補ってあげなければ
鶏さんの健康維持はおろか
たまごの品質にもぶれが出るとは思いませんか?

市販の配合飼料



一般的な養鶏場で使用されている
「完全配合飼料」なるものがありますが・・・

配合メニューは、春秋・夏・冬のたった3種類のみ!!

温度管理・光線管理が
きちんと管理できる所なら別ですが、
通常これでは 体調や栄養管理が
完全だとはいえないでしょう?



毎日毎朝 気温・湿度をもとに、
鶏さんたちの健康チェックを行った後

栄養計算を行い、その日のベストな
飼料を作り、鶏さんたちに与えること。 

ごくごく「あたりまえのこと」なのです。 

い・いや・・・鶏さんオタク?

続きは次回

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