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これからのライフワーク

最近 少しの雨でも河川の水が泥の水と化し、
下流に一気に流れていく風景・・・。

日本のどこでも見られる風景だと思います。

過去に植えられた 杉やヒノキは放置され、
いったん山に入りますと・・・
真っ暗な下草一本生えていない 「死んだ森」

生業は衰退し、高齢過疎化によって里山に住む人がいなくなり、
山や田畑の管理を放棄されているのが原因です。

里山は海の生き物を養っています。

森の腐葉土に含まれる養分は、雨水や雪解け水に溶け出し
川から海へ流れていき、海中の植物プランクトンを育み、
海藻や魚類・貝類の食べものになります。

森の栄養を含んだ川の流れ込む海では、
植物プランクトンが通常の海に比べて
約30倍も多いとのことです。

それだけ海の生きものにとって森は重要なのです。

それだけではありません。

森からの成分には、海を磯焼けを防止するものが
含まれていることもわかってきたのです。

まわりを海で囲まれている日本列島は
文字どおりの島国ですが、その国土の約4分の3は山です。

日本の歴史と文化は海と山
そして海と山との間の盆地や平野のなかで
創造されてきました。

自然の破壊・地球の汚染やその温暖化が
危機的状況をつくりだしているなかで、
改めて「里山の文明」が見直されつつあります。

里山そのものが文明ではなく、里山を生かす文明のありようが
問われているのではないでしょうか?

陸の人間が川を汚すと、海の生きものを食べることによって、
結局人間自身に帰ってくるのです。

人間も自然の一部であり、
食物連鎖の輪のなかにいるということを、
もう一度よく考えないといけないと思います。

里山が健全でこそ、人類の未来があるのです。

だからこそ!
過疎化の進む里山に住む人をいかに増やしていくか?

仕事を作るためにいかに森と密接に暮らし、
生計を立てられるか?

里山で暮らしていくための新たな仕事づくりとデザインづくり
私のこれからのライフワークであると思っています。

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