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「ブランディング」では通用しにくい時代へ。大局を読むとわかること

こんにちは、フォージャー社長です。


この間コンサル生に

「これからはコミュニティの時代。ブランディングでは通用しにくくなってくる」

という話をしたらとても喜んで貰えたので、noteにも書きます^ ^


そう、これからはブランディングをしているだけではどんどん利益が目減りして行くのです。


ブランディングとコミュニティの時代は交互に訪れる


なぜそう言い切るかというと、

「ブランディングとコミュニティの時代は交互に訪れるから」ですね。


歴史を紐解いてみましょう。


戦後、1950年代〜1980年代頃までは「高度経済成長期」「バブル景気」といった上り調子の時代で、

「団塊の世代」「大家族」という言葉に現れているように、「みんなで協力して頑張っていこう」という雰囲気の漂う”コミュニティの時代"でした。


この頃は豊田喜一郎さん(トヨタ)、松下幸之助さん(現パナソニック)のように「社員は家族」の精神で従業員をまとめ上げた経営者が多く、そうした企業が軒並み急成長をしました。


反対に、ルイヴィトンやグッチなどの”ブランディング”をわかりやすく重視するハイブランドなどの業績はいまいちでした。


ただ、平成に入りバブルが崩壊すると、コミュニティの時代は終わりを告げます。


ものやサービスに溢れかえった世界では、これまでのような大量生産・大量販売のビジネスモデルでは立ち行かなくなり、それよりも1つ1つのものの質や価値、すなわち”ブランディング”が重視されるようになるのです。


大家族から核家族化が進み、一人暮らしの人口が増え、隣に住む人の名前すら知らない、興味がなくなる個別化の時代。


その流れに拍車をかけたのがインターネットで、一人一人の人間が情報へアクセスできるようになり、かつ情報を発信できるようになりました。


企業よりもお金を稼ぐ「個人」が現れるようになりました。
インターネットの発信も、重視されるのは「ブランディング」です。


ヒカキンさんのように下手な企業の何倍も経済効果のある一般人が生まれる一方、山一證券など、大企業の倒産が相次ぎました。


ルイヴィトンなどのハイブランドが軒並み成長を遂げたのもこの時代です。



しかし・・・平成が終わり、今度はブランディングの時代が再び終焉を迎えようとしています。


情報に溢れ、情報それ自体の価値が薄れ始めました。

「ノウハウ」だけじゃ勝てなくなりました。


タワマン・高級車・ハイブランドが欲しいといった物欲がなくなり、それよりも体験に価値を感じる世代が台頭して来ました。


つながりを求めてマッチングアプリが流行し、そしてオンラインサロンが流行しました。

再びコミュニティの時代に突入しようとしているのです。


web3やDAOはそのわかりやすい傾向で、「圧倒的な個」さえあれば戦えた、従来の”発信者→消費者”という一方通行のビジネスモデルでは立ち行かなくなり、


発信者とファンが双方向に関わりあう「コミュニティ」の方がはるかに大切になって来ています。


このように、「コミュニティの時代」と「ブランディングの時代(個の時代)」は交互に繰り返されていくのです。


こうした大局観を踏まえて、僕は企業や個人の指導に当たっています。

大局というのはもちろん、今回のnoteの話はごく一部にすぎませんが。

時には政治的な観点から、このビジネスモデルはやめた方がいいよなんて口出すことも、実はあります^^;



何はともあれ、これからしばらくは「ブランディング」よりも「コミュニティ」優勢の時代になることは間違いないでしょう。


現に、このTwitterの情報発信界隈という狭い世界の中でも、圧倒的な個人によるごりごりブランディングのアカウントよりも、他者と交流し、場を作るようなコミュニティ形成のアカウントの方が伸びているなぁという気はしませんか?


もちろんコミュニティの時代が終わればまたブランディングの時代が始まるわけですが、僕が生きているかどうかもわからない、しばらく先の話になりそうです^^;


こういう話を面白がってくれるんだなぁと、コンサル生に話して僕も勉強になった次第でした。


PS.

26日に、初の懇親会の一般参加を募集しております。


こちら残り2名ほどでしたら対応できますので、気になる方はぜひお問い合わせください。


お会いできることを楽しみにしております^ ^


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