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ストア派、禅、養生訓。 古本日記・読書日記

昨日、石神井公園の氷川神社で催されている、骨董市へ足を運んだ。
行きは道中で風が吹いており、暑かったけれど、十分歩くことができた。しかし帰りは猛暑で危険な暑さだった。
収穫は一冊。僧侶で作家の玄侑宗久さんの『禅語遊心』。ちくま学芸文庫である。
この本を買ったのは、実は著者を偶然知っていたからだった。
最近、中公文庫の『養生訓』を読んでおり、その本に巻末エッセイを寄せているのが、玄侑宗久さんなのである。『養生訓』を読んでいなかったら、私はこの本を手にしてなかったかもしれない。それとともに、実はこの頃、禅に関心を持ち始めたことも関係している。
公園内の帰りの道で、トカゲの子どもを見ることもできた。小さな喜びである。
ストア派、禅、そして養生訓。これらは根底で古本文化と繋がっているのだろう。
古本は、リサイクルの文化である。文化資源を継承していく環境にやさしい営みなのかもしれない。養生訓についてはいずれ感想をしたためたい。


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