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怪奇現象よりも怖いこと〜せん妄の話

今回は術後のせん妄体験についてお話しします。

せん妄に到ったきっかけについて。
これまで様々な病気と闘ってきましたが、一度だけ生命の危機に瀕した出来事がありました。

一昨年12月の大腸がんの腹腔鏡下手術後、敗血性ショックを起こし、その日のうちに再手術(ストーマ造設)となりました。
その後1週間ほどの間、鎮静下で気管挿管された状態でしたが、鎮静下と言えど1日に1度は意識の確認で覚醒したので苦しくてたまりませんでした。
大腸がんの手術前、麻酔科医から全身麻酔のときの気管挿管を抜く際の記憶がある人もいると説明を受け必要以上に怯えていましたが、それを上回る想像もしていなかったような苦しみが私に訪れたのでした。

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