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【5人家族都心築52年マンションリノベ記】第2回現場確認(2/9):木管工事中間立ち合い

こんにちは、mizutamaと申します。

2024年1月11日より都心部にある築52年の自邸を、スケルトンからのリノベ工事をしました。おかげさまで4月下旬に引き渡しが無事完了し、5月1日にすっかり生まれ変わった自宅へと戻ることができました。

夫、私、高校生、中学生、小学生それぞれ1人ずつ、合計5人家族のヴィンテージマンションリノベ記録。同じような状況でリノベを検討している方や、状況は違えど住まいやインテリアについて興味を持っていらっしゃる方の何かのヒントになればとブログの更新を続けております。
詳細な自己紹介はこちらの記事をご覧になってくださいね。

今記事のテーマにしているのは、解体工事以降のこと。

「工事編」記事(予定)一覧
1. 解体工事が始まる前にやっておいてよかったこと
2. 工事のスケジュールとA社のもつ優れた機能
3. はじまった解体。そして3つの想定外な展開
4. 第1回現場確認(1/25):解体後の状況と計画変更
5. 第2回現場確認(2/9):木管工事中間立ち合い
6. 第3回現場確認(3/12):木管工事完了前最終確認
7. 第4回現場確認(4/19):引き渡し前最終確認
8. 第5回引き渡し日(4/26):いよいよ感動の引き渡し日

前回の記事では、解体してみて生じた計画変更、どこをどう変更したかと言うことについて書きました。
その際の立ち合いでA社の営業Sさんからも、

「もうここからはこのような変更はほぼ起きませんので安心してください」

と言われていた。あとは粛々と計画変更案にあわせての細かなすり合わせのみ。
期待していたことが実現できず、残念なことはあったが、もう仕方ない。「これは運命」と割り切って流れに身を任せるのがよいと考える。

今日記事にするのは第2回現場立ち合い、大工工事の途中の木管工事中間立ち合いでの確認事項について。


はじめに

第1回現場立ち合いであった、解体後の状況確認から2週間後の2月9日。この日は、「第1回木管工事中間立ち合い」として、大工さんによる工事がはじまったちょうど中間地点での立ち合い日。
解体してから木管工事が始まってからと言うもの、隙をみてちょこちょこと現場へ足を運ぶようにしていた。というのも、だだっ広いもぬけの殻だった空間に、行くたびに柱や壁、面が生まれ次々に変化が見て取れるので、とても楽しくて。
その木管工事として設定されていた期間に、2回ほど現場立ち合い日があった。この日は1回目の立ち合い日。

確認事項1:天井高について

後になって振り返れば現地調査の段階から、「天井も可能な限り高くしますね」と言ってもらってはいたものの、工事が始まるまでの打ち合わせ段階では、ピンときていなかった。
というのも、打ち合わせの時は平面の間取り(あってもパース)や材料などのピース、細部を見ながらの話し合いなので、「天井が高くなる」といわれてもイマイチリアリティが湧かなかったのだ。

この日は改めて、「可能な限り天井高をあげますね」というところを伝えてもらった。同時に、お風呂場は配管の関係で12cmほどあがるがそれで問題ないか?ということも。

配管の関係で通常の床より12cm高さのでたお風呂場

建築計画の要望として、バリアフリーを絶対とするならば、お風呂場下の配管にあわせた天井高に揃えることになるが、私たちはバリアフリーには拘っていなかった。なので、お風呂場以外の天井高を可能な限りあげてもらう、ということで設計を進めてもらうことに。
この時はあまり深く考えていなかったが、住み始めてみて痛感した。天井高はあげてもらって大正解だったと。

確認事項2:玄関ドアの塗装色

各種塗装に関しては、A社の工事費用の中に含まれていた。
我が家はヴィンテージマンションで、ドアに関しては大規模修繕を行なっていない。そのため玄関ドアも年季が入り、内側の塗装が結構剥がれていた。
今回はこの塗装もA社にお願いすることに。

基本は白だが、アンミカが「白には2000色ある」、といったように、本当に白の色幅は多い。本来の好みはマットな色だが、デザイナーさんと相談の上、汚れが目立ちにくいと言う艶感のある黄味がかった白に決定。

確認事項3:計画変更に伴う追加稼働棚の数、色味について

前回の記事に書いたように、躯体壁の出現により大幅な計画変更になった洗面お風呂場。
当初予定していた縦型洗濯機+ガス乾燥機を諦め、ドラム式洗濯機を設置し、その上に可動式の収納スペースを設置してもらうように変更。
ここに設置する稼働棚の長さや、枚数についてデザイナーさんと相談しながら決めた。

稼働棚は多く注文して持て余したらもったいない。少なければ追加注文をすればいい。
それに手持ちのものを並べたり、ととのえたり。生活してみて初めて"型"というのは決まるものだと思う。そんなわけで必要最小限かなと思われる3枚、そして洗面台の色と漆喰の色に合わせた白を追加オーダーしてもらうことに。

確認事項4:玄関北側の壁にセルロースファイバーを追加

これも解体工事を終えてスケルトンになったからこそわかったこと。
以前記事にも書いたが、とにかく北に面する壁面に相当なカビが生えていることがとても気がかりだった。

子ども室の北側のカビの存在は把握していたが、スケルトンにしたところ、なんと玄関の下駄箱を外した壁の裏側にもびっしりと黒カビが生えていたのだ。

小窓の右側。本来下駄箱のあった裏側がカビだらけ

営業のSさんが改めて全体を見通しこの点(玄関の黒カビ)を指摘してくれ、念には念を押して、玄関入って北に位置する壁にも、断熱調湿作用に優れているセルロースファイバーを設置してもらうことにした。

おまけ:大工さんへの挨拶

現場の施工を担当してくれていたOさんとの事前確認で、この日は大工を担当してくださる職人さんに挨拶をさせていただく予定になっていた。
直接お会いする前に、すでに大工工事のはじまっている現場へ何度か足を運んでいた私。いつもきれいに整理整頓されている様子から、「とってもきれい好きな方なんだろうなぁ」と、その几帳面さに信頼を寄せていた。

コンパクトな我が家ではあるが、大工工事はお一人でしてくださるとのこと(すごいっ・・・!)。
塩っぱいお煎餅(小倉山荘)と、甘いラスク(ガトーフェスタ)のと2種類。老若男女問わず一般的なもので、仮にご家族が召し上がっても喜ばれるようにと、食べやすいものをチョイスした。

まとめ

ここまでくると、もはや新たに意思決定する大きな事柄もないし、比較的落ち着いて過ごせるな、と感じた。そして何より、空洞だった空間に線が生まれ、立体になっていく過程は、あっという間だった。
形作られていく光景を観察できるのは本当にワクワクした。これからリノベーションを迎えられるという方にも、できるだけこまめに現場へ足を運んでもらいたいな、と思う。

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