見出し画像

1人にさせるのが大切な理由

子供たちのなかには、1人になることによって、落ち着いたり、我に帰ったりすることができる子がいます。

パニックになって暴れてしまったり、イライラして周りに当たってしまったりしたとき、こちらから何を言っても、全然聞く耳をもってくれないこともありますよね。


それ以外にも、極度に不安になったり、心配になったりして、気持ちが乱れてしまうこともあるかもしれません。


そんなとき、こちらから何か言葉をかけたり、なだめたりしなくても、1人でいることで落ち着くことが多々あると思います。


特別支援の中では、
『クールダウン』ということも多いのですが、
1人になって心を落ち着かせる手段はとても有効だと考えています。



あくまで私の経験や考えなのですが、

子供たちは気持ちが乱れているとき、

『頭の中で色々と考える』

『発散するといった行動を取る』などして

落ち着こう(自分をコントロールしよう)としてる場合が多いと思います。


なかなかこちらから見ると、そのようには見えないことが多いのですが、
意識的にも無意識的にも、子供たちは状況をよくしようとしているのだなと思います。


そんなときに、
周りからの声や視線に入ることは、子供たちにとって、落ち着くためとは反対の刺激になることが考えられます。

優しい言葉をかけても、その言葉自体が刺激になっていて、理解できていないことが多いです。


ですので、心が乱れているとき、そっと1人にしてあげることは、とても有効な支援なのではないかと思います。


もちろん、1人になることで危険が生じてしまうときは、まず安全の確保が大切です。

あまり刺激を与えないように近くにいて落ち着くのを待つなどの助けが必要だと思います。


また、1人になるスペースがない場合でも、
毛布などをかぶって、視覚を遮断したり
耳栓などをして、聴覚を遮断したりしても、1人になることと近い効果があると考えています。




もちろん、他にも1人になると良い理由はあると思いますが、

1人にさせる意図を理解して対応しようとすると、よりよい支援につながると思うので、参考になさってみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?