僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る~『高村光太郎詩集』~
印象に残った言葉たち
感想
実はこの本、前にも読んでいる。前回は『道程』が読みたくて、パラパラと捲って読んでいった。何度読んでも『道程』の詩は凄くいい!!!
今回はしっかり全体を読み通した。すると新たな気づきがあった。この詩集は、『「道程」より』『「道程」以後』『智恵子抄』の3つの年代に分けて収録されている。
『「道程」より』には、力強い、挑戦的な作風が多い気がした。
『「道程」以後』は、ちょっと落ち着いた感じを受けた。
『智恵子抄』からは、智恵子夫人への愛、智恵子夫人を失った悲しさをありありと感じることができた。
私はこの『道程』という詩が好きだ。道なき道を突き進み、その先で何が起ころうと、進んだ後には道が残る。という印象を受けた。私も道なき道へ挑戦したいと思うので、挑戦する時にはこの詩がいつも頭の中に浮かぶ。
書籍情報
高村光太郎詩集
高村光太郎
岩波文庫
1995年7月5日 第54刷発行
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