ゲームで気付いたマネジメントの魅力②
みなさん、こんにちは。Naseka です。
職場では監督者として、日々チームをまとめることに四苦八苦しています。
就職して仕事をするようになってから、趣味に勤しんでいると しばしば思わぬところで仕事のヒントに出会うことがあります。
今回は前回に引き続き、そんな私が趣味のひとつである「ゲーム」を通じて、「マネジメント」というものの魅力に気づいたきっかけを紹介したいと思います。
↓ 前回の記事はこちら
特にハマったソフトたち -2/2
④世界樹の迷宮シリーズ
FF6での気づきを受けて、「キャラクターがたくさんいて、チーム編成を楽しめるゲームはないものか」という視点で探したときに目に止まったゲームです。私は妻と どうぶつの森 を遊ぶために中古で購入した ニンテンドーDSi がコンパクトで気に入っているので、DSで発売された3作品(Ⅰ〜Ⅲ)を購入してプレイしました。
このゲームはプレイヤー側のキャラクターとしては決まったものはなく、10種類近くある職業から好きなものを選択して、最大5人のチームを編成して冒険を進めるシステムです。職業ごとに得意なこと・使えるスキルなどに違いがあるのは当然ですが、特に面白いと感じたのは「ひとつの職業の中でも、全てのスキルをマスターできるわけではない」という点。
私がこれまでやってきたゲームは 割と「レベルさえ上げていけば、ひとりのキャラでどんなスキルも習得できる」ものが多かったのですが、本シリーズはレベルを最大まで上げても ひとつの職業で習得可能なスキルを全て使えるようにはならないんですね。そのため「このキャラは、どんな方向性で育成していこうか…」と考えながら進めていくことになります。
もちろんそれらのキャラを集めたチーム編成について思案するのも とても楽しいのですが、このゲームの中で「何を諦めて、何を伸ばすか」「ひとりひとりのキャラを育てていくことの楽しさ」に気づいたと思います。
またそこに気づくことで、「このキャラのこの弱みを、他のキャラの何でカバーしようか…」「このキャラとあのキャラを組み合わせるのが、一番相性がいい」なんていうチーム編成の方の楽しさにもつながっていきました。
この頃にはもう、RPG的なストーリーや冒険感よりも、「キャラ育成」にハマってしまっていましたね。
⑤ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊(ポケダン空)
そして今、まさにハマっている最中なのがこのゲーム「ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊」です。実はこのゲーム、当初はマネジメントとは関係なく「テレビや動画を見ながら、手持ち無沙汰を解消できるようなゲームはないかな…」と思って購入したものでした。
それがまさか、やってみてこんなにもハマるとは!
ゲームとしては、「最大4匹編成でチームを作って、ダンジョンを進んで様々な目的を達成していく」というものなのですが、なにしろ500匹近いポケモンがいて、(多少キャラ被りはあれど)いろんな個性・特性・タイプ・能力の違いがあります。
それぞれ「この子(ポケモン)はどうやって個性を伸ばしてあげようか…」と考えるのが楽しくて仕方ありません。中には(ゲームを攻略するうえでは)「お荷物」と言われるような特性を持ったポケモンがいたりもするのですが、そういうポケモンを「(トップクラスにはいかないまでも)どうやって一人前レベルにプロデュースしていくか」を考えるのがまた楽しい。
もう15年以上前に発売されたソフトですが、絶賛大ハマリ中です。
もともとRPGやシミュレーションゲームでのキャラ育成的な要素は好きだったのですが、これまではだいたい「ひたすらレベルをあげてスキルを習得していく」か「そのゲームの最適解を目指す」的なところに行く着くことがほとんどでした。それがこのゲームではじめて、「キャラクターそれぞれの個性(強みも弱みも含めて)をどうやって活かそうか」と考えるようになりました。
具体的になぜそう思うようになったのかは、自分でもハッキリとは分かりません。日頃からチームマネジメントや部下の育成といったことを考えている時期に出会ったことが大きいのか、「ポケモン」というコンテンツの魅力が作用したのか…
ともかくこの作品をきっかけに、職場でも「この人の個性を活かすためには、どうしたらいいだろうか」と以前より考える機会が多くなりました。
もちろんすぐに妙案が浮かぶわけではないので、常に悩みは尽きないのですが…
幸か不幸か、私は他人の欠点がよく目に付く性分です。
これまではそれで苛立ちを覚えることばかりでしたが、今は「その欠点(に一見思える その人の ” 個性 ” )をどうにかプラス方向に活かせないか」という発想を持てるようになりました。
これだけでも、個人的には大きな成長だと感じています。
まとめ
学生の頃は単に「ゲーム=遊び・楽しいもの」としか考えていませんでしたが、今の私の中では ゲームに対して「チーム作り」「マネジメント」「育成」というキーワードが紐づいています。
人生、何がきっかけとなって学びにつながるか分からないものですね。
なかなか正解にたどり着くことはできませんが、これからも常に見るもの・触れるものから「ヒントを得る」「学ぶ」意識を持ち続けたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
いつもサポートいただき ありがとうございます。サポートをいただいた分は、新たな学びの糧として 書籍代や有料記事購入に活用させていただきます。