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ほきくんのリハビリ記録㉑   ~やっぱり~


今号から記事の内容を“リハビリ”に戻します。
 
今、【脊髄小脳変性症】という難病に対するリハビリに取り組んでいます。
 
 
 
進行が進み、身体がほぼ動かなくなりました。
仕事も辞め、<リハビリだけ生活>が始まりました。
 
その生活にメリハリ(リフレッシュ)をつけるために
【料理】をしよう!
 
 
家族に食べたいもののリクエストを聞いて、メニューを決める。
 
「脳とたくさんの神経でつながっている手や指のリハビリを多くするのはいいかも。」
と自分で妄想。
 
「指の妄想リハビリ」:手書きで買い物リストを作る。
 
 
リストもできたので、<買い物>に行こう。
 
でも、
その買い物に行けない。
 
行けません。
よぼよぼ歩行の私が一人で買い物に行くことに
誰がOKしてくれるでしょう。
 
「OK」してもらうには、クリアしないといけない課題が2つありました。
 
 
課題①:【スーパーに行くときに通る下り坂】
 
<半分ブレーキ>の方が、歩行器の動きに“遊び”みたいなものができる。
そうしたら、自分の歩行にも“余裕”が生まれ、
坂を楽に下ってスーパーに行くことができるようになりました。
 
<半ブレ:半分ブレーキ>のおかげで、
外に出て買い物したり散歩したりすることへの“不安”が、
「大丈夫。」という“自信”に変わりました。
 
 
 
もう一つの課題をクリアできたら、やっと
<料理のための買い物>ができます。
 
 
 
ちなみに、“自信”が出てきたので、
<料理のための買い物>だけでなく、別理由の<外出・散歩>にも何度も出ました。
 
そうすると、
自分の<歩行器を使った歩行>への“自信”が
ますます大きくなっていきました。
 
<外出・歩行>から、怪我や転倒なく安全に帰宅できると、
ますます大きくなった“自信”は
 
“前向きな気持ち”に変わりました。
 
 
 
以前は「また進行が進んだかも。」
と、いつもびくびくと下ばかりを見てる
“後ろ向きでとても暗い”生活を送っていました。
リハビリの取り組み方もとても消極的でした。
 
 
“前向きな気持ち”がもてるようになり、
かなり積極的にリハビリに取り組めるようになりました。
 
「今日は~を頑張るぞ。」
「動きの変化を確認したいから、記録を取っておこう。」
「プロに教えてもらったリハビリメニュー、なかなかうまくいかない。~してみるといいかも。」・・・・・・
 
 
そうすると
<身体の動きが良くなってきたなぁ>
と感じられるようになってきたのです。
 
治療法や特効薬がない現状を考えれば、
<良くなる>ことは絶対ないのに・・・
 
 
おかしいですね。
何なのでしょう。
 
 
やっぱり
【病は気から】
なんですかね。

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