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ほきくんのリハビリ記録㉒   ~リハさん~

【脊髄小脳変性症】という進行性の難病に対するリハビリに取り組んでいます。
その記録を皆さんに読んでもらっています。
 
 
 
病気の進行が進み、身体がほぼ動かなくなりました。
仕事も辞め、<リハビリだけ生活>が始まりました。
 
その生活にメリハリ(リフレッシュ)をつけたい。
そうじゃないと、リハビリに真剣に取り組めない。
 
そのために【料理】をすることにしました。
 
 
家族に食べたいものの<リクエスト:他者の希望>を聞いて、
メニューを決める。
脳と神経でつながっている指のリハビリになりそうだから、
手書きで、買い物リストを作る。
 
リストもできたけど・・・まだ、買い物には行けません。。
 
<よぼよぼ歩行の私が一人で買い物に行く>ことに
誰がOKしてくれるでしょう。
 
「OK」してもらうには、クリアしないといけない課題が2つありました。
 
 
 
 
ところで、
「歩行器」と「自転車」は使い方がよく似ていますよね。
 
まだ進行もそんなに進んでいなくて、自転車に乗れていたころの私は
「下り坂」のスタートからゴールまでは、
「100%の力でブレーキレバーを握るのが常識!」
と考えていて、
実際、そのように実践していました。
 
 
料理のための買い物に行くために、
「下り坂」の往復練習を繰り返しました。
 
<半ブレ法>を見つけ、
外に出て買い物したり散歩したりすることへの“不安”が、“自信”に変わりました。
 
“自信”をなくさないために、
<料理のための買い物>だけでなく、別理由の<外出・散歩>にも何度も出ました。
 
<別理由>とは、
<リハビリ散歩>のことです。
 
 
 
理学療法士さんなどリハビリのプロが提示してくれた
リハビリメニューのおかげで、
 
病気のせいでできなくなってしまったことが、
<少しだけ、またできるようになった>
のです!
 
在宅リハビリ日だけでなく、
普段の生活場面でも
<半ブレDE下り坂>を繰り返し練習したら、
<またできるようになる>部分が増えるのでは!?(お得意の“妄想”です。)
 
 
普段の生活の中で、<下り坂>の反復練習できる
<リハビリ散歩>を考えました。
通称<リハさん>です。
 
 
 
私の生活するマンションから、最寄りの駅は
京成線「津田沼」です。
 
その「津田沼」から電車に乗る。
事前に、下車する駅を決めておく。
せっかくだから、その下車した駅の近くで
おいしいと評判のお店で食事。
 
これが<リハさん>です。
 
 
これだけですが、病気もちの私には様々な困難が待ち構えています。
 
電車の乗り降り
エレベーター探し
お店を探しながらの歩行・・・
 
 
そういった困難を
 
<できるようになったこと>をうまく組み合わせたり活用したりして
乗り越えていかなければいけません
 
<リハ散>の大きな目標です。
 
 
 
介助・サポートしてくれる人はいません。
 
 
 
一人です。

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