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🔰症状別漢方(胃腸)食欲がない

*今回のネタはにんじん堂薬局
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食欲がない状態とは食事を
取りたいという意欲が生じない
状態のことを指しますが、
自覚症状には個人差があるので
明確な定義はありません。

1回に食べる量にもよりますが、
1日1-2食しか食べれない、
もしくはそれより食べていなくても
食欲が生じない場合は
食欲がない状態と考えてよい
でしょう。

食欲がない状態をすぐに
改善させる方法は、
その原因を取り除くことです。

治療ができる病気があれば治療し、
精神的ストレスが原因であれば
休養をとる必要があります。

食欲がなくなる代表的な
原因に以下のようなものがあります。

消化器疾患:胃・十二指腸炎、肝炎、膵炎、肝硬変など

内分泌疾患:甲状腺機能低下症、副腎皮質機能低下症など

悪性腫瘍:胃癌、大腸癌、白血病など

精神疾患:うつ病、摂食障害(神経性食思不振症)、自律神経失調症

薬剤性:お薬の副作用

その他:感染症全般、妊娠によるつわり、加齢、生活習慣

食欲がない時は胃腸に負担が
かかっていることが多いです。

そのため脂っぽいものや肉類が
多いレシピは避け、
お粥やうどんなど消化のよい食べ物を
選んで食べるようにしましょう。

食生活においてアルコールを
多量に摂取する習慣や、
喫煙習慣がある場合は
食欲がなくなる原因の
ひとつになります。

できることならお酒はほどほどに、
喫煙はやめた方がよいでしょう。


食欲というのは、

ちょっとした体の変調や
情緒不安などの影響を
受けるため、原因がどこに
あるかを判断するには、
細やかな不随症状の観察が
必要です。

また、単なる運動不足や、
暴飲暴食からくるものも
おおいので、まずは生活
改善を心がけたいものです。

漢方療法が特に適しているものは、

なんとなく食欲がない、
つまり半健康人の状態の
ものや、慢性胃腸疾患の
ためのもの、そして
心因性の食欲不振などです。

東洋医学では、食欲がないことを、

不嗜食(ふししょく)といい、
原因としてはやはり暴飲暴食
があげられます。

しかし、特徴的なのは
ほとんどの食欲不振を
胃内停水という病状で
あると考えている点です。

これは文字通り、
胃の中に余分な水分が
滞っている状態です。

そのため、処方には
利水剤、利尿剤が多く
用いられています。

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漢方の奥深い世界に触れたことで、ますます興味が湧いていることと思います。漢方には、体質改善や健康維持に役立つ素晴らしい効果があります。ぜひ、漢方を学び続け、自身や周りの人々の健康に役立てていただければ幸いです。 今後とも、🦓シロ/漢方相談薬局にご期待ください。