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「キャリアステージ」という考え方

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

私は、「ライフステージ」という考え方を大切にしています。人生の今の段階で、何を大切にすべきか、そして何を思い切り楽しんだらよいか…。

今の私のライフステージは、「家族と共に」だと思っています。まだ小さな娘たち。かわいいです。よく先輩に言われます。

「子どもが小さい、今が一番いい時期だね…。この先、子どもが中学生、高校生くらいになってくるとさぁ…。『あれ?あの頃のかわいい子どもたちはどこへ…。』ってなるんだよ。小さなころのかわいかった思い出を胸に、生きていかなければならないんだから。今のかわいい時期を思う存分味わっておくんだよ。」

最近、妻がこんな話をしていました。
「最近、子どもが幼稚園に行く前に働かなくてよかったと思うんだよね。その時は、すごく大変だったし、辛いなぁとも思ったんだけど…。でも、あの小さなころに一緒にいられたこと、その時の思い出が今となっては大切な思い出になっている。」

人生のステージによって、何を大切にすべきかは変わってくる…。
私は、学生時代は、野球ばっかりしていました。そして、働き始めると、仕事一色。いろんなサークルや勉強会で学びました。少し余裕ができると、サーフィンばかり。そして、家族ができてからは、家族を最優先。それまでは、自分のやりたいことを、自分の気が済むまで夢中になってやってきましたが、一変して家族との時間を楽しむようになりました。今は、自分の時間はあまりもてませんが、でも仕事に、サーフィンに納得いくまで時間を捧げた時期があったからこそ、少し我慢したとしても今は家族との時間を楽しめるんだなと思っています。もし、今家族との時間を大切にせず、あとから「子どもが小さい頃に、もっと一緒に思い出を作っておけばよかった…。」と思っても、子どもが小さい頃は戻ってきませんから…。

ライフステージに合わせて、そのステージでやるべきことを全力でやる。

「キャリアステージ」という考え方

「ライフステージ」と同じように「キャリアステージ」という考え方があるなと思います。仕事においてのステージ。

私は、上の記事で「時間は有限。やった方がいいことはたくさんあるけれど、目指すべきゴールからそれる枝葉は切るべき!」という趣旨の内容を書きました。

これ自体は、本当にそうだと思っています。ただ、コメント欄を見てはっとしました。みんなにそれが当てはまるかと言うと、そうではないのだと…。

先生一人一人、キャリアステージが違いますよね。
私は、19年目。これまでいろんなサークルや勉強会で学んできました。毎年、いろんな大変なクラスも担任してきました。そんな経験があるからこそ、今は枝葉の部分は切り捨て、本当に大切な部分だけを残すことに目を向ける時期なんだなと思います。

でも、初任層の先生に、いきなり「枝葉の部分にばかり時間を使っていないで、本当に大切な部分に時間を使うようにしようよ!」と言ったところで、まだそれを考えるだけの経験が足りないですよね。経験が浅い初任層の先生は、とにかく「これ、良さそう!」「これ、面白そう!」「子どもたちが喜んでくれるかも!」そんなことに思い切り飛びついて、なんでもやってみてもいい!そうやって、いろんな経験を蓄積していった先に、それを精選する時期が来る。逆にいうと、たくさんの経験の蓄積がなければ、精選しようにも選ぶだけの選択肢がない…ということになってしまいますよね。

それぞれにキャリアステージがあって、力を注ぐことが違う。だからこそ、誰かに相談された時、今の自分が大切だと思うことをそのまま伝えるのもちょっと違うんだなと思います。相手のキャリアステージを考え、そのステージにあった話ができたらいいんだろうな…。

自分のキャリアステージはこれからどうなっていくんだろう?これまでを振り返って、「この時期はあんなキャリアステージだったんだな…」と考えることはできますが、まだ経験していないステージはよくわからないもの…。常に今の自分は何に注力すべきかを考え、そこに全力を注げるようにしていきたいな思っています。


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