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町内会はガラパゴス

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

今年、町内会の班長になりまして…。なんかいろいろと考えることがあるなぁと思っています。

町内会はガラパゴス…

町内会の活動に関わっていると、まだこんなことを…。もっとこうしたら、みんな楽になるのにな…ということがたくさんあります。

①町内会会報に全員の氏名、住所、電話番号が…
昔でいうタウンページのような感じで、全ての個人情報が載っています。これ、今では考えられないですよね…。

②班長用の電話連絡網が…
学校でも、電話連絡網からメール配信に変わりました。

③町内会費を手集金…
忙しい人も多いのに…。振込とかにできないんでしょうか…。留守だと何度訪問するはめに。

④町内会費は慰安旅行やお祭りに…
これは、町内会の親交を深めるためにもいいと思うのですが…

⑤回覧板…
学校でも、徐々に紙のお手紙はメール配信に置き換わってきていますよね。

ネットを活用すれば、もっと便利になるの…

先程も少し触れていますが、便利にする方法はいっぱいありますよね。

例えば、連絡網や回覧板。これをメール配信にすれば、これだけでだいぶ手間が省けますよね。

町内会費も、電子決済が可能になれば、班長が留守の家に何度も出向く手間が省けます…。

ただ、恐らくこれは何年も実現することはない…。

なぜかというと…

それを望んでいない人がいるから…

町内会の中心的役割は、どうやらほぼ70から80代?その人たちが、「便利になるから、メール配信や電子決済導入しませんか?」と提案したところで、恐らく答えは「NO!」。積極的に導入しようという人はほぼいないのではないでしょうか。

ここで思うことは、「年齢がいくと、新しいものを取り入れようとしないからな…。」ということではなく、「どんなに便利なもの、素晴らしいものでも、みんなが幸せになるものでなければ意味がない!」ということ。

学校でも…

力のある先生がやっている素晴らしい実践、研究会や研修で学んだ面白そうな実践ってありますよね。

でも、力のある先生がやっていた通り、学んだ通り自分のクラスでもやってみたのに…。あれ?全然うまくいかない…。

その理由は…

相手にしている子どもたちが違うから。クラスによって、子どもたちは十人十色。雰囲気も、何に楽しさを見出すかも、書くのが得意か、話すのが得意か、自分で考えるのが好き、みんなで考えるのが好きか、学ぶ素地があるか、ないか…。だから、同じ実践をしても、反応は十人十色。

目の前の子どもたちにとって、実態に合うもの、成長できるものでなければ意味がない…。

手立てに溺れるのではなく、目の前の子どもたちの実態にあっているか、成長できるかを考えて選択していきたいですね。



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