ベネフィット(ハッピーな未来)を提示する
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
『ポチらせる文章術(大橋一慶)』を読んでいます。この本、すごいですねー。「言われてみれば確かにその通りだなぁ」「すぐに活かしてみたい!」という内容ばかりで、首がもげるくらい頷きながら読んでいます。
ベネフィットを提示する!
商品を買ってもらうためには、商品がどれだけ素晴らしいものかを知ってもらうだけでは足りない。
お客さんは本当はその商品そのものが欲しいわけではない。
その商品で手に入るハッピーな未来(ベネフィット)が欲しい!
ベネフィットを提示することで、お客さんの心が動く。
これって商品を売るに限ったことではないですよね
そろそろ学習発表会の時期。楽しみにしている子が多い一方で、「人前に出るのは苦手だしなぁ…。」「黙って座っていないといけない時間が長いんだよな。」「ダンスや歌、演奏は苦手だし…。」そんな子もいますよね。
そんな子をやる気にさせるには、ベネフィットが必要!
頑張った先に、ハッピーな未来が待っている!
そんな明るい未来が待っているなら、「ちょっとやってみようかな?」っていう気持ちも生まれてきますよね。
学習発表会のベネフィットは…?
これは子どもたち一人ひとり違っていて、どれが響くのかはそれぞれだと思います。だからこそ、いくつか用意する必要がありますよね。
◯おうちの人にいっぱい褒められる!
低学年はこれがとても大きいのではないでしょうか?低学年の子にとっては「頑張ったね!」「すごく良かったよ!」「こんなに成長したのかと思ってびっくりしたよ!」そんな一言が、最高に嬉しいベネフィットなのではないでしょうか?
◯できなかったことができるようになる喜び!
これは高学年が中心でしょうか?少し上のレベル挑戦して、それを乗り越える喜び。人前に出ることが緊張するから苦手だったけど、それができるようになった!本番の後の成長した自分にワクワクする!
◯みんなで作り、やりきる楽しさ!
ただ決まったものをやらされる、覚えさせられる…と思うと辛いけど、自分たちで考えたものが形になり、最後には大きな拍手喝采を浴びる…そんな最後が見えたらちょっとやる気になるかも。
学校はどうしても「やるべきこと」がある…
どうしたって子どもたちがやりたいことだけではなく、やるべきこともありますよね。そんな時は、頑張ったその先のベネフィットを意識させることで、少しでも前向きな気持ちで取り組めるのではないでしょうか?
そんな活かし方ができそうですね。
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