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贈与論と負債論はセットで考えるべきと思う

特段オリジナルな意見を言うつもりはなく、以下添付の書籍で314の評価数と4.5の高評価を得ておりますが、贈与というものを理解するには、負債論をセットに理解するべきかと。とはいえ贈与というものを知るきっかけにはとても素晴らしい書籍だと思いました。

何故かといえば、贈与により負い目をを追うことになるので贈与には注意しましょう というのが遥か昔農業が始まる前から↓こんな感じの言い伝えが未開社会で言い伝えられているからです。人の思考をコントロールする宗教的なマインドが登場する以前からの人類の知恵の集積が、贈与論と負債論に詰まっているのです。

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参考にした文献はこれらです。


「働かなければいけない」とか「時間を大切にしなければいけない」ということも当たり前の真理ではないです。これらも宗教学やプロテスタントの思想から生じている と言うのが ブルシット・ジョブ に記載されています。

一般教養に入れてくれよ もっと早く誰か教えてくれよ というのが私の意見ですが、これを入れてしまうと従順にサラリーマンになることや、社会の市民へ消費やローンをさせる構造の否定につながるので日本で一般教養として追加されることは無いとお思います。

贈与論に対して知識を深めて何かをしたいと考える方

負い目を感じ易い性格だったり、「○○をしなければならない」とか ベキ論など何かに拘束されているような思考に何となく苦しめられていると感じる方

何かにマウントらされずに避けながら自分らしく生きたいと考える方

ライフハックとして必読書かもしれません。

ただし、アナーキーな事を言うつもりもなく、マクロ的にSGD'Sを達成する場合、労働時間を減らして消費を減らして、使用エネルギーを減らして、競争よりも自然との調和を目指す場合、宗教が誕生して約2500年間くらいのマインドは捨て去るか傍に置いていく必要はあるんだろうなと思います。


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