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「婚約者」ですって。
続柄の欄には「婚約者」と記載してください。
コ ン ヤ ク シャ
(コンヤク…コンヤク…コンニャク?いやいや、コ、ン、ヤ、ク。コンニャクシャってなんやねん。それにしてもコンヤクシャかあ〜〜)
うるっさい脳内のひとりごとにツッコミをいれるのは、なぜか関西弁を使いこなすもうひとりの私。
同棲予定の彼氏と一緒に、不動産仲介業者の店舗を訪れ、内見したその日のうちに申込を決めて、審査に必要な書類もその場で書いてきた。
3軒内見したけど、1軒目を超えることはなかった。多くのものごとは、1番目は基準になるから(低く見積もられて)不利に働くはずなのに、なぜか引っ越しだけは、1軒目に見た物件を選んでいる(過去2回含めてそうだ)。
不動産屋さんの手のひらで転がされているのか、はたまた心理的なものなのか、それら両方か。
ちなみに、契約書類上の話で言えば、厳密には、「婚約者」と書いたのは私ではなく彼氏である。ええ、世帯主は私です!!!
仕事を辞めて県外から引っ越してくるんだから、仕事を続けている私のほうが、そして年収も高い私のほうが、審査も通りやすいだろうという見立てだ(これで審査落ちしたら泣く)。
彼氏はどういう気持ちで「婚約者」と書いたのだろうか。コンニャクっぽいなと思っただろうか。
契約書類上では、「結婚前提の同棲=婚約者」という認識だけど、絶対に結婚しようね!という話をしているわけではない。プロポーズされたわけでも、したわけでもない。
ふたりで一緒に生きる未来として行き着く先が結婚なのだとしたら、結婚を選ぶというくらいの感覚なんだけど、このニュアンスを言語化するのはむずかしい。
結婚したくないわけじゃない。
もし、結婚するなら、いまの彼氏を選ぶと思う。
裏を返せば、いまの彼氏じゃなかったら、結婚そのものをしなくてもいいような気がする。
子どもは欲しいのか、自分の気持ちがわからない。
20代のうちに絶対に子どもが欲しい!と無邪気に理想を語っていた頃が懐かしい。
日本の未来も不安だし、自分が毒親になってしまいそうで、それも嫌だ。
我が子に「生まれてこなきゃよかった」とか「なんで私を産んだのよ」とか思われた(言われた)日にゃ、私は自信がないよ。
(RADWIMPSの「五月の蝿」の歌詞に影響されているのがバレる)
ただの妄想なのに、めちゃくちゃネガティブでうける。
まあ、子どもの話は一旦置いておくにしても、「結婚」という(一般的には)家族ぐるみのしきたりには、どうしてもネガティブな感情がつきまとってしまい、腰が重たい。
引っ越しの手伝いに来てもらうとしても、(同棲する)引っ越し先に着いてこられるのはちょっと嫌だと母に電話で伝えたところ、結構本気で凹まれたし、寂しがられて困った。
いや〜〜、人生初の(おそらく最初で最後になる)同棲だし、結婚のことまで考えてるんだろうけど、気が早いなあと思ってしまうし、う〜ん、ふたりでこれから一緒に住むスペースに親を入れたくない(しかも彼氏が引っ越してくるより先に)という気持ちが強い。
この嫌悪感が、母に伝わらないのは残念である。母のことが嫌いという意味ではない、ただある程度の線引きというか、適切な距離は必要かと。
しかるべきタイミングでちゃんと両親にも会わせたいと思いつつ(もちろん彼氏の親御さんにも挨拶しなきゃいけない)、まじで気が重い。ハアァ〜〜。
「婚約者」という言葉の響きは、もっとかろやかで、ときめきにあふれるキラキラしたものだと想像していたのだけれど、人生の選択・決断の重みを実感させられただけだった。
2年間くらい遠距離していたから、同棲そのものはもちろん楽しみで、ふたり暮らしの心地よさを手探りで見つけていきたい気持ちもふくらんでいる。
どんなことだとしても、決断には不安がつきものだね。不安と楽しみがちょうど半分くらい。
ふぅ、1月はnoteの更新ペースがまたゆっくりになっている🐢気づけばもう折り返しじゃん、早いねえ。
先週更新の日記で書きたいと書いた年末年始帰省の家族とのことも書きたいのに(ゲシュタルト崩壊)。
1月も残り7記事、ぼちぼち書いていきます!!