“やってみる” 強さ
仕事でも、プライベートな生活の中でも、ずっと避けていること、ありませんか?
もう何年も働いている仕事なのに、ずっと避けてきたことが僕にはある。
「あった。」という表現が正しい。
それは、きっと誰でもできるように設計された業務のはずで、詳細なマニュアルもあったのに、僕は避けてきた。
実は、一度チャレンジしてみたけど、マニュアルの読み込みが浅かったのか、説明を読みながら、理解度が薄いままで手を動かしてやってみたからなのか、その時はできなくて、
「いや、これはできない。難しすぎる。」
と、蓋をしてしまった。
それからは、いかにそれを避けて通るかを工夫さえしていた。
今日、その僕の大敵が、急に僕の目の前に現れた。
別の方法でもやれる事だったから、今日も避けることはできたけど、なぜが今日は「やってみるか。もう一回。」というスイッチが入った。
今度はマニュアルは見ずに、同僚に口で教えてもらいながら。
簡単にできた。
理解もできて、次絶対ひとりでできる自信までついた。
なんでだろう?
今日「簡単じゃん!」て感じたのもなんでだろう?だけど、これが理解できなかった当時の僕はどんな心の状態で、頭の中をなにが占領してたのだろう?
ふと、子供の頃、平泳ぎができなかったことを思い出した。
友達の泳ぎ方を見せてもらっても、先生に教えてもらっても、誰に教わっても全然できなくて、「クロールの方が速いからクロールできたらいいや!」って、避けてきた平泳ぎ。
ある時、川でこっそり平泳ぎしてみたら、すんなりできたことがあった。
今日もそんな感じ。
一回やってできなくて、その時「難しい」と思っちゃうと、ずっと避けちゃいがち。
でも、「できないモード」はいつのまにか切り替わっていることがあって、「なぜができちゃう」タイミングが来ることもある。
できなかった事ができた日は、静かな興奮と喜びが身体の中を巡ってる。
小さなことだけど、とんでもなく成長したような気がしていて、心が強くなった感覚。
やってみるって、自信になることがあって、それってなんか「強さ」になるなって思った今日のできごと。
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